〖30‘eme Anniversaire〗
最終日は、
新緑を濡らす
雨のクロージングパーティー(中国茶会)で幕を閉じました。
地元だけでなく、新幹線を使って
岡山までお出かけくださった参加者の皆様と、
このお茶会を提案してくれた渡邊乃月さんに
心より御礼申し上げます。
(自家製のソーセージ包子と焼き菓子を準備して下さった
morisの森脇さん、お疲れ様でした)
「茶会で使う道具は、すべて山本さんの日常使いの器で見立てさせてください」
という乃月さんからの提案に
一瞬 耳を疑った打ち合わせ日のことが
思い起こされます。
「厳しい状況下になればなるほど燃える」
という建築家の話を耳にしたことは
ありましたが、
木工の作業場でのお茶会なんて
想像だにできなかった僕は、
打ち合わせの時から戸惑ってばかり。
「カメラの使用はご遠慮下さい」
と事前に通達したことが恥ずかしく思えるほど
静かに始まった茶会は、
(乃月)先生の流れるような
所作に見入っているうちに
時間だけが過ぎていきます。
螺鈿(らでん)を象嵌した白漆の
棗(なつめの試作品)まで登場した中国茶会でした。