画家の描いた「北欧紀行」
文面まで素晴らしくて、
何度読み返しても、
その世界観にひき込まれてしまいます。
旅先の街並みを俯瞰して描く東山魁夷(画伯)の
北欧の人々に対する心づかいや街を愛する暖かな眼差しが、
リトグラフからも伝わってきます。
大人のメルヘンからは、
通奏低音のように
人間讃歌の歌が響いてくるものですね。
大人のメルヘン=大人の絵本
「北欧紀行・古き町にて / 東山魁夷」(まえがき:川端康成)
岡山の美術館でも以前、
「北欧紀行」の巡回展がありましたが、
また企画される日を待ち望んでます!
工房にはもう一冊、
ずっと手放せない「絵本」?を置いています。
「Bon voyage:わたしの時間旅行」
パリを舞台にした山本容子版画集。
あまりに好き過ぎて、
表紙が手垢で黒くなってます・笑
もう20年以上前になるでしょうか、
コラボ展で手がけた
小さなビスクドールの背景「月の舞台」。
月あかりに揺れるビスクドール
夜空を写しだす月光
ビスクドールの目線、
手の動きや姿勢、洋服のしわ等々に
集中してスタイリングした想い出が甦ります。(ビスクドール:さかいゆきみ 作)
僕も、いつか
言葉を添えて「大人の絵本」に仕立ててみたいな!