クルミのキッチンスツール



座面をキッチンのサイズに合わせた
クルミ材のスツール。
(大阪・Sajiの女性オーナーから頼まれた
 ラフスケッチをもとにリデザインしたもの)

製作にあたっての基本理念は、「静かな存在感」。
 (どこにでも有りそうだけど、これしかないと思わせる存在感)
 (有ることを意識させないけど、失くなるとさみしさを覚える存在感)
これまでにも様々な家具デザインを試みてきましたが、
「オリジナリティのあるデザイン」などと意気込むと、
たいていの場合、空振りしてしまうのがオチ。
そんな時は、
人の暮らしの脇役として愛される家具の
あるべき姿について考え直します。

定番は、作り手が決めるものではなくて、
使い手が選び出すもの。
クルミのキッチンスツールは、
そんなことを僕に教えてくれた椅子でもあります。

               山本美文

アトリエ木工房クラス

別冊天然生活「ものづくりvol.2」で
木のスプーンとフォーク作りの
全行程を公開したところ思いがけない反響があり、
それを機に
休日(土・日)の工房で
木工教室(アトリエ木工房クラス)を
スタートさせて一年が過ぎました。
月一のレッスンながら、
工房に通われる方々の
木工技術の向上ぶりには目をみはるものがあります。

努力の結晶でもある作品を一部ご紹介します。

(料理用ケヤキ材のヘラ)

これまで木工を教えることなんて
考えたこともなかったけど、
教えているうちに
どんどん上手になっていく人の姿を見ていると、
こちらまで嬉しくなってしまいます。
レッスンを続けるにつれ上達する刃物のタッチ。


(タモ材のカッティングボード)
広い面にカンナをあてるための
レッスンをしました。


(猫型の箸置き)
奥様のお誕生日に、
飼ってる猫たちの後姿を
糸ノコで切り抜いた箸置き。
御主人からのハンドメイドプレゼント。

他にも
自家製のパンをのせるための角皿、
家族用のスプーンやフォーク、
朝食用のワンプレートやコースターを削りながら
それぞれが休日の2時間を楽しまれています。

自分が使いたいものをハンドメイドすることこそ
ものづくりの原点ですよね。
アトリエ木工房クラスに御関心があるようでしたら、
パンフレットをお届けします。

山本美文アトリエ
086(946)1627


雅姫さんが工房とオリーブの小径に

「大人で可愛いナチュラル服」(主婦の友社)の
連載企画
<雅姫さんの旅語り>で
倉敷界隈を旅された雅姫さんが
足を伸ばして
工房に立ち寄ってくださいました。
(詳しくは12月発売号の誌面をご覧ください)

「お昼ごはんでもご一緒しませんか」と誘ってみたら、
「行きたーい」とのお返事。
せっかくなら美味しいごはんを囲みたいと思い、
以前工房で出張料理をお願いしたことのある
「土と根っこ」の石川楠味子さんに
料理をお願いしました。











次々運ばれる料理に興味深々の雅姫さん。
(こかぶのスープ豆乳白味噌仕立ての
レシピを詳しくチェックされてました)

一方 僕はといえば、
白漆の器の取材を受けながらも、
早くごはんを食べたいという下心を隠すことができず、
パブロフの犬状態。
「もう食べてもいいかなぁー」を連発し、
カメラマン泣かせの木工へと変身するのでした。

そんなわがままに対しても優しく接してくれる
石川さんご夫妻のもてなしには
ご夫妻のお人柄があらわれてますね。
ごちそうさま。


石川さんご夫妻に感謝の気持ちを込めて
雅姫さんと記念撮影、
赤ちゃんも一緒にパチリ(拝)。

食後はドライブがてら、
牛窓オリーブ園内のオリーブの小径で開催中の
「カシミアストールと革のトートバッグ+靴」展会場に。

その後
瀬戸内の海を眺めながら園内を散策。
オリーブ畑を歩きながら、
そこで剪定されるオリーブの枝から
削り出すカトラリーを作るようになったいきさつや
街角クラフトフェア「牛窓クラフト散歩」
に向けての展望などを伝えました。


雅姫さんはオリーブ畑を歩くだけで
絵になっちゃうんですよね!

オリーブ園をあとに、
ちょっと寒かったけど
お決まりのジェラート屋さんに寄り、
今回の旅のお別れをしました。

雅姫さん、おつかれさま。
岡山の旅はいかがでしたか?
次は約束どおりクロス&クロス(自由が丘)
で牛窓のオリーブのカトラリーを発表できる日まで
頑張って手仕事に励みます。

           山本 美文

オリーブの小径企画展のご案内 (終了しました)


柔らかな手触りのカシミアストールをまとい、
用途に合わせた革製のトートバッグと
包み込まれるような履き心地の革靴で
秋の街を散策してみませんか。

(カシミアストール)
 Tissage 古川 理咲子<鎌倉>
(革の鞄と靴)
 一粒舎 高木 将吾・陶子<葉山>


カシミアのストールを巻くと気持ち良くて、
寒くなるにつれ
恋しく思える
秋・冬の定番になりました。


気軽に使えるトートバッグは、
使うほどに革が身体(からだ)に馴じみ、
愛着が増します。


革の色見本。
10月31日と11月3日の二日間は
高木さんが在廊される予定ですので、
セミオーダーも承ります。


履き心地のいい革靴とはなかなか出会えないもの。
高木さん御夫婦の人柄や
つくり手としての姿勢がそのまま形になったような
靴に足を入れて試してみて下さい。
きっと一生ものの靴と出会えるはずです。

鎌倉と葉山から装う
カシミアストールと革のトートバッグ+靴展
2013年10月31日(木)-11月4日(月・祝)
11:00-16:00


                    オリーブの小径
701-4302
岡山県瀬戸内市牛窓町牛窓452-4
牛窓オリーブ園内
(tel)0869-34-9155




<お車でお越しの場合>
オリーブ園内一般駐車場から赤屋根脇の歩道を
歩いて50m先。



<公共交通機関をご利用の場合>
JR邑久駅から牛窓行きのバス
「オリーブ園入口」下車、
タクシーで約5分


オリーブの小径から眺めるオリーブ畑と瀬戸内海



オリーブ園登り口からすぐの
人気ジェラード店コピオ。
ここをさらに登っていくと
オリーブ園の一般駐車場に着きます。


お昼ごはんのおススメは
オリーブ園を下って
牛窓海水浴場方面へ左折し、
海水浴場手前の丘の上にある
楽土館の定食(玄米ごはんとパンの2種類の
定食があります)。
同じ敷地内にある
おそば屋さんにもよく行くのですが、
ここは一日20食?限定のため、
時間をみはからって行かないと
食べられないことがありますので、
お早目にお出掛け下さい。

オリーブの小径 / 山本 祐子

巡回展のご案内 (終了しました)

丹波篠山の木造の旧き郵便局舎を
リノベーション(再生)した
カフェ&ギャラリーコリシモ。
店名の由来にもなっている
パリの郵便局から荷物を送るための小包(コリッシモ)
を利用して届いたフランスの古道具や雑貨も
カフェにならべられています。


この度、カフェの2Fギャラリースペースで
牛窓(岡山)~代官山(東京)に続き、
「山本美文の紡ぐ言葉と中川正子の写真巡回展」を開催します。

工房から写真家に宛てた8通の便りと
写真家がファインダーごしに見た
工房の様子が展示されます。

工房では、
一本の木が持つ特性を見極めながら
それぞれの木を適材適所にあてがう
本来の木工の役目に集中する姿が
写し出されています。

8通の手書きの便りの中に、
工房の日常と
手仕事の息吹きをくみ取って
いただければ幸いです。

       山本美文






「craftsmanship」
山本美文の紡ぐ言葉と中川正子の
写真巡回展
2013.10月5日(土)~27日(日)
期間中の(金)(土)(日)(月)のみ
オープン
*詳しくはコリシモのホームページ内
10月カレンダーで再度ご確認のうえ
御来場下さい。
http://colissimo.jp

colossimo(コリシモ)
兵庫県篠山市今田町下小野原
3-7
(旧今田(こんだ)郵便局)
tel 079-506-3101
(営業時間のみ)

プロフィール

HN:
山本美文アトリエ
性別:
非公開

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