「えっ?国語の教科書にですかぁ~?」


高校の教科書って、こんなに厚かったんだぁ?



谷崎(潤一郎)の
「陰翳礼讃」も読んだつもりでいたけれど、
文中に白漆の記述があったとは・・・
(ちゃんと読み込んではいなかったんだなぁ~)

この春から採用される
教育出版・現代文Bで引用されている
「陰翳礼讃」の文中参考資料として
【白漆の椀】の写真を提供しました。


本を読むことは好きだったけれど、
国語が大の苦手だった高校生には、
教科書が「悪魔の手引き」のようにしか見えなかったし(笑)、
現代文の解釈をひとつに絞りきる切なさを感じながらの
授業も辛かったぁ~~~
妄想が膨らめば膨らむほど
解答に迷っちゃうから、なおさら厄介で~

でも、今でも本は好き!

出版業界が厳しいって言われて久しいけれど、
「みんなのための本づくり」というコンセプトが廃れていくだけで、
「君のための本」を作れる時代が到来していると考えれば、
新しいコンセプトもうまれてくるんじゃ?

文字と本が手放せない木工は、
これから先も
「ぼくのための本」を探し続けます。

そうそう、
先日工房に遊びに来た知人が編集した
雑誌、

「Skip」





伊藤まさこ ちゃんから届いた本を
めくると、

仕事中から(呑みたくなって)
ソワソワ。
先日も滞在中の北欧から、
「和食が恋しくなってきちゃった~」
と、メールが届いたばかり。




古本屋で手にした「シンプルの正体」

Dick Brunaの名前は知らなくても、
絵本の「うさこちゃん」は
きっと誰もが目にしたことがあるはず。

個人的には、
ディック ブルーナが
1950年代~70年代に描いた

ポスターやペーパーバックの
デザインワークに、
しびれちゃいます。


文字(本)好きの皆さん、
これからも散財?し 続けましょう!!!










真夏に活躍する漆のうつわ

草と野菜が混在する

   工房裏手の畑に、
  大きなオクラの花が

   黄色く輝いています。
 真夏の空に照らされる花の色を

    漆のうつわの中に。







         涼しさを求めて
     真夏の食卓でも活躍する白漆のうつわを

 上手にアレンジしながら、暑さをのりきりたいものです!









宇野の金曜日

芸術祭(現代アート)の島として海外からも注目される直島。

直島行きフェリー乗り場「宇野港」周辺は、
瀬戸大橋がつながるまで
本州~四国フェリー往来の発着口としてにぎわった港町。

そんな街並みエリアで、
「銀座通り」の名残りが感じ取れる場所に並ぶ
 新しい感覚のお店が話題になっています。


パンとチーズとワインがあれば、いつまでも飲めちゃう人に朗報!
まわりがこんがり、
中がしわくてふんわり。
僕好みのバケットを焼いてくれるパン屋さん「HOHO」


チーズに新鮮な野菜を合わせると、
このバケットは、
名脇役を演じてくれる~

やさい屋ポッケは、
新鮮な採れたての野菜が並ぶお店。

今日は新鮮な卵の調理法をお聞きし、
テイクアウトできる
手作りの「びわソーダ」を片手に、
通りをブラブラ。

ん?

「ドイツ、チェコ雑貨と文房具の店」?

階段を上ると、
静岡から移住されてきた御夫妻が
集めた旧東欧諸国の雑貨が並ぶお店に。

店近くの駐車場に停めてあった
赤い「ルノーエクスプレス」は、

奥様の愛車「Krapfen baum号」

ルノー・エクスプレスでは珍しい
1600ccのディーゼル車。
以前、信州の友人が乗っていたのも、
これと同じ車種。
リッター20㎞程走ると聞いていたので、
経済的にも優れものですよね!

日本では乗用車(5ナンバー)で
売られましたが、
本国では商用車として活躍した車。
後ろのシートをたためば、
荷物がいっぱい積めそう。
他にもう1台車を所有しているので、
エクスプレスを手放すことも現在検討中とか?

思わず、
「欲しい!!!」と口走った方(笑)は、
お店を訪ねてみてください。
(外装も、きれいでしたョ。)


向かいのBollard(衣食住と珈琲のお店)さんを覗くと、
ガラス作家の石川昌浩さんとばったり。


今日は寄れませんでしたが、
近くの美味しいハンバーガーやピッツァのお店情報も。
宇野のお店を巡るなら金曜日???
各お店の定休日とにらめっこしてみなくっちゃ!
まだまだ、この街は奥が深そうです。

(内緒話)実は以前から自称「宇野の隠れ麺ファン」。
     田中屋の「ざるうどん」※(味付け海苔・梅干・わさび付き)、
     げんこつ屋のラーメンに足しげく通う丸メガネを見かけるかも・笑
     
     ※味付け海苔と梅干の代わりに生姜を付けてほしい!!!(願)
     

岡山方面からドライブがてら宇野に向かうなら、
食事と珈琲の「グリッドキッチン」、
もはや老舗のいき「ネネグースカフェ」、
セレクトされた本が集まる「451BOOKS」も通り道。

ちょっと道草して、
「八浜駅」方面に走れば、
小さな洋菓子のお店「le Ruban」(ル リュバン)もあるから、
宇野通いは当分やめられそうにありません。





「選べる」自由




クラフトフェアが全国各地で開催されるようになるにつれ、
フェアの形態も、
その土地土地で様々に変化しているようです。

食とクラフトの祭典、
マルシェやガレッジセールとの共催、
趣味の手づくり市、
町おこしイベント・・・etc

時代とともに変わりゆくクラフトフェアの姿を
悲観視する向きもあるようですが、
基本的に、
選択肢が増えることが「選べる」自由に結びつくと思っている僕は、
ひとりの客としての視点を持って
クラフトフェアを応援したいと思っています。

そもそも
アンデパンダン(無審査・無賞・自由出展)で始まったクラフトフェアを
評価(論評)しようとすること自体、ナンセンス(笑)。
むしろ、
「ヒエラルキー」(序列化された秩序や体制)を持たないフェアが、
審査を導入せざる得ない状況下において、
出展者の中に「選ばれた作家」という特権意識が芽生えることの方が気がかり。
(新たな序列化がうまれませんように・祈)

「10年続けた作り手も、昨日始めたばかりの作り手も同じ目線で参加できる」
というクラフトフェアの姿勢の中に、
リベルテ・エガリテ・フラテルニテ(自由・平等・友愛)の精神が宿り、
あがたの森特有の、
淀みのない空気は流れていたのでしょうから。





福井のそば

店主とお話させてもらって以来
いつか寄りたいと思ってた福井市のcafe「moji」に。

空間構成も素敵なうえ、
奥行きの感じ取れる間取りに驚きながら、
ついつい長居。




次の目的地に向かう前の腹ごしらえは、
店主に勧められた近くのおそば屋さん!!!

おろしそば(太麺)と

やまかけ(細麺)を注文。

信州のそばとは違った
福井のそば(三井屋)に、
はまっちゃいそう~~~






次の目的地、
11月に個展を予定している岐阜市の「本田」には、
パリで店主が買い付けた
フランスの古道具が壁に並んでました。

さて、
この中から僕が持ち帰った道具はどれでしょう?
只今 工房で活躍中!
トントン、トントン




プロフィール

HN:
山本美文アトリエ
性別:
非公開

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