2017

新年、明けましておめでとうございます。

  キャトル君(サビサビ号)のサイドウインドウから
  眺める正月の景色もこれが最後になるかも・・・
  AT限定免許を取得した娘も乗れる車種への乗り換え検討中(娘と妻)
                         ショボン(木工)
  
 


会う人会う人に、
「お雑煮って何入れてる?」って
尋ねたくなる程の雑煮好き!

我が家の雑煮は牡蠣が主役に。
(以前は、秋に釣ったハゼ(魚)を軒下に干し、
 乾燥させたものでだしをとっていましたが、
 昔ほどハゼが釣れなくなってからは牡蠣に代替わり)

お餅は、

年末についた丸餅か豆餅をその日の気分で。

ここ数年、初詣は元旦の朝のお雑煮を食べてから
車で出掛けていましたが、
「除夜の鐘を聞きたい」と娘が言うので、
今年は近くの小さな神社まで歩いて参拝することに。

満天の星に照らされる石の階段を刻む足音と、
遠くに響く除夜の鐘が境内へと続く参道にひびき、
参拝する人の心を静めてくれます。
大きな神社に参れば、
その分「おかげ」も多いような気がしていましたが(笑)、
身近な神社では、
家と神社を結ぶ道のりから
「幸せ」を祈る時間が続くことを知りました。



  
  僕は今年も「のんきに」生きていくつもりです。
  「せわしない」人にならぬよう、のんびり歩むつもりです。
  もし、せわしなく働く木工の姿を見かけたら、声を掛けて下さい。
  「あっそ~ぼ~~」という誘いに弱い木工は、必ず
  「うん」と応え、ついて行きますから。

  
「祈り」と呼ぶと叱られそうな「願い」を胸に
 2017年が始まります。

  

小さな港町の「牛窓クラフト散歩」

船による運送業が盛んだった頃、
備前一の港としてにぎわっていた瀬戸内市牛窓町。
(岡山市東南部の僕の工房から、車で約15分)

旧き港町の面影を残す牛窓の街並みからは、
真近に海辺の光景が見渡せ、


街並みを背に広がるオリーブの丘に登れば、
(山頂まで山道をトレッキング、40分)

石垣に囲まれたオリーブ畑からの眺めに、
思わず 息を飲むことでしょう。





港から出航する船が街から街を渡り、
異文化の交流を促してきたように、
いつの日か、
クラフトフェアの新たな息吹を
港町・牛窓から発信してみたいという願いも込め、
「第3回牛窓クラフト散歩」実行委員会は始動しました。


 小さなフェアが街と街を繋ぎ、
 いつの時代もぶれることなく
 人間讃歌(生活を愛でること)を唱えてきた
 クラフトフェアの理念を、牛窓に刻んでいきます。

 
皆様の力で盛り上げてくださいね!!!
2017.4月15日・16日の2日間、
お手伝いをしてくださるスタッフも募る予定です。
              
              










クルミのジャムスプーン

ジャムの専門店「アリムナ」が
岡山駅西口から県中部の美咲町に移って、
もう3年になるそう。

ジャムスプーンを作るきっかけは、
「ジャムが残らず、塗りやすいかたちのスプーンを探してる」
というオーナー(田中瞳さん)の一言でした。

さっそく工房で試作を繰り返し、
その後
自宅で使いながら修正を加えた「クルミのジャムスプーン」

木工の頭(作り手)だけでは思いつかない
細部のディティールは、
アリムナの専門的な要望に耳を傾けながら
導きだすしかありませんでした。

スプーンの底の形の大切さを知ったのも、その時。

「耳を澄ませる」ことの大切さが身に沁みる経験でした。


数か月後の松本(あがたの森)で、
「クルミのジャムスプーン」のその形に注目してくれたのが、
ハグオーワーの雅姫さん。
当時(もう10年以上前?)、
雅姫さんのことなど何も知らなかった木工は、
彼女が立ち去るや、
残りの「クルミのジャムスプーン」が完売してしまったことに、
只只 驚ろくのでした・・・「ところで、今のひと誰?」(木工)
             「山本さん、知らないんですか?!」(周りの女性たち)






第3回牛窓クラフト散歩

来春(4月15日・16日の2日間)開催予定の
【第3回牛窓クラフト散歩】公式ホームページが発表されました。
     
※「第3回牛窓クラフト散歩」で検索していただければ、
  日程&出展作家がご覧いただけます。
  企画展&飲食情報は、随時掲載されていきます。
  
2017年、春の瀬戸内でお会いしましょう。

キャトル君、ピンチ!!!

近くの買い物だって、
椅子の配達だってへっちゃら。

後部座席をたためば、
下手な国産のバンより荷物が入る
我が家の「サビサビ号」こと、キャトル君。



ダッシュボードからニョキっとはえたシフトも、
操作感が心地いいし、

クーラーも整備(修理)済みなので、夏だって快適。
(なんたって、後付けのコンプレッサーは、日本製!)


ルームランプがシャンデリアのように光る
エスプリまじりの夜を愉しめ(笑)、
街中でウインカーレバーを押せば、
フランス車ならではの軽~いホーンの音色に
子供たちにまで二度見され、
アクセルを目いっぱい踏み込むと、
にぎやかに荷台が鳴く。(でも、馴染めば気にならなくなっちゃうから平気)
キュキュ、キュ
リンリリン~  
きしむ音に驚く助手席に向かっては、
「後ろに鈴虫飼ってるもんで~」ってにごす。




「ツルツル」より「サビサビ」、
「ピカピカ」より「ヨレヨレ」。
破れたシートも気にしたことないし、
錆びたバンパーだってお気に入り!

「車は財産」という戦後(の観念)を捨て、下駄ばき感覚で乗り回す。

そんなキャトル君、セルモーターまで取り換え、
只今 絶好調。
寒い朝だって、一発始動(今の車なら当たり前だけどね)。

ところが、
思わぬところから横槍が~ 
「おうちに私の乗れる車がない」
AT(オートマ)限定免許を取得した娘のひと言。

娘 「軽四でいいから、乗り換えない?」

父 「軽トラかぁ~⤴」

娘 「軽トラ・・・⤵」

父 「自転車だって積めるぞ!」

娘 「積むことな~い。軽だって可愛いモデルもいっぱいあるし~」

父 「まさか・・・、【女子】仕様の車種のことじゃないよなぁ?」
  〖職人姿(作業着)が最も似合わない、パステルでラブリーな・・・〗(うわごと)

こうして、
会話にならない親子間の問答が続くのでした。



ただ、キャトル君の所有者でもある山の神は、
娘を気の毒がり、手放す覚悟をしてるのかも?
母 「キャトルを買ってくれる人っているかなぁ?」

父 「いないいない、あんなサビサビ」

母 「整備代をかけたうえ、絶好調だからお買い得よ」

父 「いないいない。 僕くらいだよ!、サビサビを愛せるのは・・・」

母 「軽って言っても、パステル色だけじゃないでしょう」

父 〖錆びた色合いしか似合わない人間だっているしなぁ・・・〗(うわごと)

こうして、
会話にならない夫婦間の問答が続くのでした。

キャトル君、ピンチ!!!




   










プロフィール

HN:
山本美文アトリエ
性別:
非公開

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