ジャムの専門店「アリムナ」が
岡山駅西口から県中部の美咲町に移って、
もう3年になるそう。
ジャムスプーンを作るきっかけは、
「ジャムが残らず、塗りやすいかたちのスプーンを探してる」
というオーナー(田中瞳さん)の一言でした。
さっそく工房で試作を繰り返し、
その後
自宅で使いながら修正を加えた「クルミのジャムスプーン」
木工の頭(作り手)だけでは思いつかない
細部のディティールは、
アリムナの専門的な要望に耳を傾けながら
導きだすしかありませんでした。
スプーンの底の形の大切さを知ったのも、その時。
「耳を澄ませる」ことの大切さが身に沁みる経験でした。
数か月後の松本(あがたの森)で、
「クルミのジャムスプーン」のその形に注目してくれたのが、
ハグオーワーの雅姫さん。
当時(もう10年以上前?)、
雅姫さんのことなど何も知らなかった木工は、
彼女が立ち去るや、
残りの「クルミのジャムスプーン」が完売してしまったことに、
只只 驚ろくのでした・・・「ところで、今のひと誰?」(木工)
「山本さん、知らないんですか?!」(周りの女性たち)