「努力賞」

何でも結果が優先される時代だからか、
スポーツの世界でさえ
勝ち負けばかりが話題の中心になり、
中には、応援するチームが負けだすと
観戦さえ楽しめなくなっちゃう人もいるのだとか・・・

クラフトの世界だって
「売れ筋」(結果)ばかり優先されれば、
どこのショップにも 
似たようなものしか並ばなくなり、
あげくの果てには、
作り手までが
市場を意識し始め、
ものまねが横行しちゃう(それが、流行ってこと?)。

昨日 百草から届いた辻和美さんと
トラネコボンボンによるコラボ展の案内に綴られた
辻さんの文面の一節には、
上記のような現代のものづくりへの
メッセージ(アンチテーゼ)が書き込まれているように思えてならなかった。

「ただ、ただ、作ることを楽しむ /  辻和美」

ものづくりを続けながら
作ることを楽しむ気持ちを持ち続けることは
難しいことなのかもしれないけど、
創作という自由の翼を広げ、
大いなる空から自分のものづくりを達観さえできていれば、
翼を失ってしまうこともない筈。


話はちがうのかもしれないけれど、
週末の木工教室に通ってくる人たちは
実に楽しそうに木工に勤(いそ)しんでいる。

     轆轤(ろくろ)を挽き、1年ちかくかけて
     1枚1枚刃物で仕上げた力作。

     「努力賞」を差し上げたいほど!


     

   
   最初のうちは、苦戦していたように見えたけれど、
   10枚削っていくうちに腕をあげましたね(笑)。

   ノミあとのテクスチェアだって、見事です。

   





4種の樹木から完成させたお皿は、
上から   ホオノキ
      クルミ
      セン
      ヤマザクラ






 

アトリエ木工房クラス+α

週末のアトリエ木工房クラス(教室)に通われている方々の
木工に取り組む姿勢は、
習得する技術に伴い向上するのか、
「2時間が、あっという間に過ぎてしまう」
と時間を忘れてしまうほど集中している様子。

アトリエ木工房クラスで
次々生み出される教室作品群に
圧倒されっ放しの一年になりそうな予感。

     すでに4~5本の調理用ターナーを削り出し、
     次回作は、お友達へのプレゼント用にされる予定とか。



 ヤマザクラの小皿は、コースターとしても使えるデザインに


          桜材は堅くて大変だけど、
          刃物のタッチがそのまま形に供わります。

  ねこchanシリーズ第2弾(栗の木のオーナメント)

    アトリエ木工房クラスで作られるものは、実に様々。

週末の木工教室「アトリエ木工房クラス」に関心のある方は、
工房まで連絡下さい。
岡山市東区東幸西・山本美文アトリエ
    (086)946-1627

 
 

また、2月中旬には、
ピエニのワークショップ第2弾
「バターナイフが出来たから、次はスプーンに挑戦」
(仮題)も企画される予定。

             (過日のバターナイフ製作風景)

 バターナイフ(第1幕)を作り終えるやいなや
 「次はスプーンに挑戦してみたーい」と意欲満々の
  キラキラした眼差しに
  二つ返事をしたワークショップの第2幕?
 
  果たして
  このピエニ・ワークショップ劇場に 
  第3幕~はあるのでしょうか(笑)。


      
    (問い合わせ先)pieni  ecole+cafe
     (TEL)086-231-6420
         http://felicite.exblog.jp/

今日のレッスン(アトリエ木工房クラス)から


週末の教室では、バターナイフを手始めに、
スプーンやフォーク作りに挑戦します。
上の4本のスプーンは、
アトリエに通われて約1年程の女性が
削り出したものです。

僕より、
上手かも・・・   あせっちゃう(冷や汗)。

通われる方々の前向きな姿勢に
戸惑ってしまうことも、しばしば。
今日の工房でも

トントントン、
楕円の大皿を彫り始めたり、




オリジナルデザインのフォークを思案したり。




カトラリーを離れ、
壁掛け用オーナメントに挑戦されたり。

それぞれの個性が作品に表れ始めています(笑)。



パン教室を主宰されているatelier plusの展示会の
案内をいただいたので、会場に出向いてみました。
パンの前に並べられたカード立ては、先月の教室で
作っていたもの。
それぞれの木が、ちゃんと脇役を担っていました。



週末の木工教室

週末の工房を開放して
木工のレッスンを始めるきっかけになったのは、
雑誌社の依頼で木のカトラリー作りを公開した後の
思いがけない反響ぶりから。

「アトリエ木工房クラス」と名づけた
週末の木工教室はにぎやかです。
小さなお子様のためにベイビースプーンを削ったり、
家族のための木のカトラリーを揃えたり。
キッチン用品だって、
身近な木(桜や栗などの国産材)を削ることで、
この国の森と人の暮らしが繋がっていることを
実感できると思うのです。



用途に合わせてデザインしたテーブルウェアを
糸ノコで切り出し、
彫刻刀で削り出していきます。


まずはスプーンやフォークで手慣らしして、



豆皿を彫ってみたり、



おうちで、ピッツァを取り分けするための皿に挑んだり。



堅い楢(ナラ)の木のパン皿を
削るのは時間がかかりますが、



完成したパン皿は努力の結晶、
木のお皿とパンは相性抜群です。





また、木組みさえマスターすれば、


こんなカトラリーBox(ミズメ桜材)だってできちゃいます。

現在(7/26)アトリエ木工房クラスの空席が1~2席
ありますので、
教室に通われたい方がいらっしゃいましたら
受付しております。
簡単なパンフレットでのご案内もできます
(週末の月1レッスン、見学も可)。

(問い合わせ先)
山本 美文アトリエ
086-946-1627(tel & fax )










アトリエ木工房クラス

別冊天然生活「ものづくりvol.2」で
木のスプーンとフォーク作りの
全行程を公開したところ思いがけない反響があり、
それを機に
休日(土・日)の工房で
木工教室(アトリエ木工房クラス)を
スタートさせて一年が過ぎました。
月一のレッスンながら、
工房に通われる方々の
木工技術の向上ぶりには目をみはるものがあります。

努力の結晶でもある作品を一部ご紹介します。

(料理用ケヤキ材のヘラ)

これまで木工を教えることなんて
考えたこともなかったけど、
教えているうちに
どんどん上手になっていく人の姿を見ていると、
こちらまで嬉しくなってしまいます。
レッスンを続けるにつれ上達する刃物のタッチ。


(タモ材のカッティングボード)
広い面にカンナをあてるための
レッスンをしました。


(猫型の箸置き)
奥様のお誕生日に、
飼ってる猫たちの後姿を
糸ノコで切り抜いた箸置き。
御主人からのハンドメイドプレゼント。

他にも
自家製のパンをのせるための角皿、
家族用のスプーンやフォーク、
朝食用のワンプレートやコースターを削りながら
それぞれが休日の2時間を楽しまれています。

自分が使いたいものをハンドメイドすることこそ
ものづくりの原点ですよね。
アトリエ木工房クラスに御関心があるようでしたら、
パンフレットをお届けします。

山本美文アトリエ
086(946)1627


プロフィール

HN:
山本美文アトリエ
性別:
非公開

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