7日からスタートの個展「白秋」に向けての作品を搬送し終え、ひと安心。
かと思いきや、
次の台風が近づいているのだとか・・・
7・8日は、会場に立つつもりですが、
9日以降は立てないので、
出向いてくださる皆様に向けての「自己紹介文」を
書き留めておこうと決意したものの、
空白が埋まりません。
そもそも、
人様に自慢できるようなことなど持ち得ていないし、
作家の賞歴を羅列するスタイルなんて
自慢げて見えるし、
「昭和」の匂いがして格好悪い・笑。
それに自分の経歴を思い起こせば、
子供の頃から叱られてばかりの人生。
「今のままでは社会に出て苦労しますよ」と小学校の先生にさとされて以来、
学年団(男)の先生全員からしばかれた中学生時代。
高校卒業時には
「君が行ける大学があるなら、このクラス全員が大学に入れます」と言わしめた(笑)
ロック&ジャズ喫茶通いのおさぼり常連君。
その後東京で僕が大学まで卒業できたのは、
白銀の世界で描く
シュプールの美しさに魅了され、
クラブ活動でスキーに没頭できていたからにすぎません。
将来の目標なんて何も持ってはいなかった・・・
そんな僕に手を差し伸べてくれた画家との出会いが
僕を工芸の世界へと導いてくれました。
白地のキャンバスに向き合う画家の姿に憧れ、
画家の見つめる自由な瞳をもって
手仕事に挑んでみたいという思いは募る一方。
漆もカシューもオイルも蜜蝋も同等に扱い、
テストピースを繰り返す日々(漆とオイルを混ぜてみたり、
カシューを塗り重ねてみたり、時には、
この国の食品衛生法をパスした塗料を使ってみたりも)。
きっと、漆の王道を歩む漆芸家の先生方にまで叱られちゃうんだろうなぁ~~~
作家歴を羅列することは苦手なので、
この写真をもって作家としての経歴を
物語ってもらうことにします。
掌(てのひら)が僕の仕事道具です。
小学校時の〇〇先生、
先生の言葉どおり、
「苦労しながら」も毎日工房を行き来しています。