クリスマスキャロルが流れ、
新たな年を迎えてすぐのグループ展に参加します。
「私と暮らしと台所」
2022.1.3(月)~18(火) ※7日と13日は、お休み
◎初日(1/3)は、入れ替え制※要予約
詳しくは、http://tsuitachi-craft.com よりご覧下さい。
11:00-17:00
〈場所〉朔:倉敷市本町10‐16仁科建築設計事務所・本町ハット
『出展作家』
厚川文子(陶)
アトリエユヌプラス(布)
下本一歩(竹)
正島克哉(陶)
中村智美(鉄)
中山秀斗(竹)
水野正美(銅)
山本美文(木)
案内状には、桜「孔雀杢」のチーズカッターを載せています。
伝統工芸展で見かける「孔雀杢」は黒柿ばかりだったので、
孔雀杢が出ていることに驚かされた桜材。
これまで、桜の「孔雀杢」なんて
見たことも聞いたこともありませんでした。
杢の出た木を集めているわけではありませんが、
木工を続けていると、様々な木と出会います。
見向きもされない木も有れば、銘木として珍重される木もあります。
どんな材からでも木の美しさを引き出す事が木工の役目と心得えたうえで、
さりげなく銘木を使える歓びを体現できる生活具に仕立てることも。
「孔雀杢」のチーズカッターは、1枚限り。
材料倉庫の中で最も高価だった材なので、
一般的なチーズカッターの何倍もの価格になりそう・・・
下手すると、
日本一高価なチーズカッターになりかねないので、
自称「日本一のチーズ好き」を名乗る人を探し出すしかありません・笑
買い手不在で、返品されちゃうかも?
かねてより「町医者のような木工になりたい」というのが僕の夢ですが、
美しさを見分ける眼を「審美眼」と呼ぶのであれば、
審美眼なんて 僕には必要ありません。
どんな木を前にしても、
それぞれの木が人の暮らしを支え、
いつまでも愛されるものに仕立てられる手と眼を養っておきたいだけ。
何年か前の岐阜「本田」に出展し、
好評を得たモミジの共木(ともぎ)が残っていたので、
メープル(楓)とはひと味違った
国産材の木肌を活かしたカッティングボードに。
鉋(かんな)をかけると、
「玉杢」と「リボン杢」がキラキラ光り始めます。
こちらは、2~3点出品する予定。
その他にも、栃の木の包丁スタンドや
殺菌効果のある銀杏の厚板からまな板を準備中。
湿気た刃がすぐに乾くよう、
刃先と根元の2点で包丁を支えられるスタンドにしています。
(裏面は、カッティングボードとしてご利用いただけます)