工房が郊外のビストロに?

うつわを作るようになって始めた
工房での持ち寄りの食事会。

ぼくは、手持ちのうつわを提供するだけ・・・
友人の陶芸家の作品⤴や
ぼくの失敗作⤵の中から、
その時々の客人が好きなうつわを選び出し、
それぞれ持ち寄った料理を盛り付けてくれます!

食事会の日は
休日と決め、
まだ明るいうちから、
美味しい料理を囲み、

こっそり盛り付けの勉強をさせてもらいます。

うつわが料理を引き立てるように、
料理によって、
うつわまで美しく見えてくる相乗効果にも期待しつつ


ついつい、
呑み過ぎちゃう木工の姿を
時折見かけます~~~



あれっ?
ワイン、もう空いちゃったの?





昨日も、
片田舎の作業場が、

郊外のビストロのように見えてきたのでした。

山陰、日帰りの旅

岡山から179号線で中国山地を越え、
「ミエポンプ」で知り合った方の
ロクロの工房を見学させてもらい、
次の目的地・松江まで山陰道を。

松江に向かったのは、
北欧のヴィンテージ食器を中心に集めた
「POC-A-POC展」
を見に行くためでしたが、
少し時間があったので、
島根県立美術館で開催されている「柳 宗理展」に。




家具やカトラリーから高速道路防音壁やトンネルなどの
インフラに至るまで登用される
三次元の曲面の美しさは、
彫刻的でもあり、
それまでのインフラデザインの概念をも大きく
変えていった
様々な仕事ぶりを拝観。


彫刻といえば、
島根県立美術館を訪ねる度に出会える
ぼくの大好きな彫刻家(陶芸家でもありました)の作品が

正面玄関入口(中庭)から迎えてくれます!







作業着

木工を初めて以来、
毎日のように着用する作業着には、
30数年分のこだわりがあります。

日本のワークウエアーに飽き足らず、
世界中から木工の作業に適してそうな
作業着を探してきましたが、
未だに「これ!」と言い切れる作業着には出会えていません。

知らぬ間にぽっけに木屑がたまったり、
袖が機械に巻き込まれそうになったり。
中には、一日で擦り切れて破れてしまった作業着?も・・・

丈夫といっても、
重い服では毎日の作業が辛く感じちゃう。

こうなったら、
作業着も自分でデザインするしかない!と思い立ち、
シェーカー様式の作業着をリ・デザインして
縫ってもらったことも。

素材選びから縫製にまでこだわった
本物の(木工用)ワークウエアーのデザイナーを志したい気分です・笑



美しさのあまり


白漆で仕上げるつもりで挽いたカフェオレボウル。
あまりの木目(ミズメザクラ)の美しさに、
暫(しば)し沈黙・・・

木工泣かせの材料を目の前にすると、
漆を塗る気持ちまで
一気に失せちゃいます。

これはもう、
木肌を活かした仕上げ以外考えられません

「美しさゆえの難しい選択」



海の気配

瀬戸内の海

                                       

                 
                  凪いだ時間に見せる
                  砂浜と海と空のグラデーション

                  ぼくは、その気配を白漆に写していきます






 
           



























プロフィール

HN:
山本美文アトリエ
性別:
非公開

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