身近な森を感じる幸せ

かつて木工を学んだ信州での暮らしは、
豊かな森に囲まれての日々(10年)でした。

フクロウ、カモシカ、クマの棲息する
森の樹々を素材にする自分の仕事が、
結果的に
身近な動植物の環境を奪うことに
繋がりはしないかと、
実のなる木(広葉樹)を避けていた
時期もありましたが、

生活の傍(かたわ)らに森を育て、
身近な森の恩恵を受けながら生きる
木曽山中の人々の暮らしぶりに、
それまで口にしていた
「自然保護」という言葉は
しだいに僕の中から消え、
森への畏敬の念に従い、
大地と共に生きる人の強さを学びました。

針葉樹だけに限らず、
豊かな森の広葉樹にも向き合ってみようと決めたのは、
だれにでも立木の姿を思い描くことのできる
慣れ親しんだ樹種(広葉樹)の家具や器を使うことで、
「この国の森と人の暮らし」が繋がっているという
実感が伝わり易いと思ったから。

頭(知識)で知ることも大切。
でも、覚えるだけでは身につかないことも多いから・・・(ぼくだけかな?)

身近な森の息吹を掌(てのひら)から感じとる歓びは、
「モノを大切にする心」まで育ててくれたりするのだから
不思議なものです。



    (地元の栗の木を使ったテーブルとベンチ)











習作からリ・デザインした「スピンドルチェア」

PLUS 1 Living(100号)の
小さな記事からお問合せいただいた
スピンドルチェアは、
胡桃(くるみ)材で製作しています。


デザインの基(もと)にしたのは、
シェーカー様式のワークチェア。

スツールのように向きをかえて
腰掛けられる座面の形状等々、
先ずは、
オリジナルチェアを忠実に復元し、
18世紀末から19世紀にかけての
シェーカークラフツマンの誠実な手仕事から
ものづくりに対する先人の知恵を学びます。



そのうえで、
今の暮らしに寄り添うかたちを求め、
「リ・デザイン」していきます。

作業用に適したオリジナルの
背もたれの高さを
リビング用に「リ・サイズ」
        ↓

笠木のサイズも、
背中を包み込む巾に。


座面は、
靴を脱いで生活する
日本での暮らしに合った
40㎝に下げ、

座面の仕上げは、
真冬でも冷たさを感じにくい

かんな痕を残した仕上げに。
お尻もすべりにくくなり、一石二鳥?

※「作業用」に作られた
  オリジナルチェアは、
  汚れてもすぐ拭き取れるように、
  ツルっとした面になっています

  座面の仕上げ方ひとつとってみても、
  ちゃんとした意味が伝わってくるから、
  旧き良きものは手本になるんです!



シェーカー様式のテーブルと
併せて製作した事例

使い方の巾は、更に広がります。

※家具の注文は、現在 大変混みあっており、
 納期は順番待ちにてご迷惑をかけております。


キャトル君の旅支度

直したクーラー フル回転!

暑かった岡山の夏を乗り切った
我が家の「サビサビ号」こと、
キャトル君。

秋風に誘われて旅支度仕様に。

屋根にキャンプ道具でも載せて
旅したいなぁ~~~



月明かりの下で、

ルームライトが、

車内にエスプリを灯してくれます。


ステイタスや所有欲の対象にならない「キャトル君」

次の「サビサビ愛好者」を、
車検までには探しておかなくっちゃ!



「プラス1リビング」100号(記念号)

9月7日発売予定の【PLUS 1 LIVING(主婦の友社)】で、

最近の工房の様子が紹介されます。


桜のチップでいぶす燻製や
採りたての野菜で間に合わせる
簡単な男の料理「工房めし」を木の器に盛り付けます。

他にも、器に精通する様々な職種のスペシャリストが
提案する器使いの特集ページになるそうです。

本屋に立ち寄る機会がありましたら、
ぜひ 手に取ってご覧ください。






アームチェア

「よいしょ」
「よっこらしょ」

椅子に腰掛けたり、
椅子から立ち上がる時に、
ため息交じりの言葉を口にするようになったら
身体が肘掛け椅子(アームチェア)を欲しているサイン(笑)

肘掛けの役目は、
単に安楽のためだけではありません。

椅子に座る時には身体を支えてくれ、
立ち上がる時には
補助的な役目を担ってくれます。



椅子の暮らしが長くなるにつれ、

椅子と身体の触れる部分の成型が
気にかかるようになるもの。
(PC用デスクと併せて製作)

掌(てのひら)と木肌の相性の良さを活かせば、
いつまでも触っていたくなるような形だって考えられる筈。
そんな思いをいだきながら、
南京鉋(かんな)を研ぎ、
肘掛け(アーム)を成形していきます。





さらに身体にフィットする
アームチェアを求められる方に向けては、

座面の奥行きや角度、
肘掛けや背もたれの高さ・角度を測定するための椅子から
数値を決めてもらったうえで
背中のラインを採り、

スピンドルのカーブまで削り出す

フルオーダーのアームチェアも
製作しています。






プロフィール

HN:
山本美文アトリエ
性別:
非公開

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