習作からリ・デザインした「スピンドルチェア」

PLUS 1 Living(100号)の
小さな記事からお問合せいただいた
スピンドルチェアは、
胡桃(くるみ)材で製作しています。


デザインの基(もと)にしたのは、
シェーカー様式のワークチェア。

スツールのように向きをかえて
腰掛けられる座面の形状等々、
先ずは、
オリジナルチェアを忠実に復元し、
18世紀末から19世紀にかけての
シェーカークラフツマンの誠実な手仕事から
ものづくりに対する先人の知恵を学びます。



そのうえで、
今の暮らしに寄り添うかたちを求め、
「リ・デザイン」していきます。

作業用に適したオリジナルの
背もたれの高さを
リビング用に「リ・サイズ」
        ↓

笠木のサイズも、
背中を包み込む巾に。


座面は、
靴を脱いで生活する
日本での暮らしに合った
40㎝に下げ、

座面の仕上げは、
真冬でも冷たさを感じにくい

かんな痕を残した仕上げに。
お尻もすべりにくくなり、一石二鳥?

※「作業用」に作られた
  オリジナルチェアは、
  汚れてもすぐ拭き取れるように、
  ツルっとした面になっています

  座面の仕上げ方ひとつとってみても、
  ちゃんとした意味が伝わってくるから、
  旧き良きものは手本になるんです!



シェーカー様式のテーブルと
併せて製作した事例

使い方の巾は、更に広がります。

※家具の注文は、現在 大変混みあっており、
 納期は順番待ちにてご迷惑をかけております。


キャトル君の旅支度

直したクーラー フル回転!

暑かった岡山の夏を乗り切った
我が家の「サビサビ号」こと、
キャトル君。

秋風に誘われて旅支度仕様に。

屋根にキャンプ道具でも載せて
旅したいなぁ~~~



月明かりの下で、

ルームライトが、

車内にエスプリを灯してくれます。


ステイタスや所有欲の対象にならない「キャトル君」

次の「サビサビ愛好者」を、
車検までには探しておかなくっちゃ!



「プラス1リビング」100号(記念号)

9月7日発売予定の【PLUS 1 LIVING(主婦の友社)】で、

最近の工房の様子が紹介されます。


桜のチップでいぶす燻製や
採りたての野菜で間に合わせる
簡単な男の料理「工房めし」を木の器に盛り付けます。

他にも、器に精通する様々な職種のスペシャリストが
提案する器使いの特集ページになるそうです。

本屋に立ち寄る機会がありましたら、
ぜひ 手に取ってご覧ください。






アームチェア

「よいしょ」
「よっこらしょ」

椅子に腰掛けたり、
椅子から立ち上がる時に、
ため息交じりの言葉を口にするようになったら
身体が肘掛け椅子(アームチェア)を欲しているサイン(笑)

肘掛けの役目は、
単に安楽のためだけではありません。

椅子に座る時には身体を支えてくれ、
立ち上がる時には
補助的な役目を担ってくれます。



椅子の暮らしが長くなるにつれ、

椅子と身体の触れる部分の成型が
気にかかるようになるもの。
(PC用デスクと併せて製作)

掌(てのひら)と木肌の相性の良さを活かせば、
いつまでも触っていたくなるような形だって考えられる筈。
そんな思いをいだきながら、
南京鉋(かんな)を研ぎ、
肘掛け(アーム)を成形していきます。





さらに身体にフィットする
アームチェアを求められる方に向けては、

座面の奥行きや角度、
肘掛けや背もたれの高さ・角度を測定するための椅子から
数値を決めてもらったうえで
背中のラインを採り、

スピンドルのカーブまで削り出す

フルオーダーのアームチェアも
製作しています。






キッチンスタジオ

以前手掛けた
キッチンスタジオ用のテーブル。


11人掛けのロングサイズ。









センス溢れた調度品にも助けられ、


しっくり収まった杉材。





「言われていたとおり、使っていくうちに
 白太(白い所)と赤太(赤い所)の差もなくなって、
 落ち着いた風合いに育ってます」との知らせが届いています。

プロフィール

HN:
山本美文アトリエ
性別:
非公開

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