クラフトフェアまつもと30周年記念展に
参加してきました。
3年前を最後にするつもりだったので
久々のあがたの森でしたが、
お天気にも恵まれ、
クラフトフェア日和の2日間でした。
前日入りした松本では、
道脇の清流に癒されながら
「69クラフトストリート」を見て歩き、
夕食(夜ごはん)は
ミナペルホネンの皆川さんが教えてくれた
ロースト料理店で翌日からのクラフトフェアに
向けてのエネルギー補給。
こんなに肉料理を食べたのも久しぶり!
夕食後は、
近くの本屋さんで開催されたオオヤコーヒの大宅さんと
Sajiの仲宗根さんによる座談会を聞きながら
大笑いしていたのも束の間、
突然クラフトの話題を振られ、
聴衆席であせる(冷)。
オオヤコーヒは、
音楽にでも浸りたくなるような
時間を提供してくれる。
さめても、美味しいからね。
昼間いただいたエスプレッソも
おとなの味わいでした。
そしてクラフトフェア当日のあがたの森での
ブース設営
今回も大勢の人・人・人。
初めてクラフトフェアまつもとに参加したのは、
第3回展?(忘れちゃうほど昔々の出来事)。
たしか自立式のテントさえない時代で、
青空の下に家具を出展していたっけなぁ。
当時、僕は妻と二人木曽山中で極貧の暮らし真っただ中。
若さ由抱ける未来への希望だけを心の寄りどころに
木に向き合っていました。
そんなかけだしにも門戸を開いてくれていたのが、
クラフトフェアまつもと。
今だったら審査で落選していただろうなぁ(笑)。
松本の空の下、
夢と希望だけを胸に参加していた
僕たちを応援してくれる人たちとの出会いを重ねながら、
木工としてのあり方を学べたのも
クラフトフェアがあったからこそ。
上昇志向に傾かず、低空飛行しながらでも
暮らしに寄り添うものづくりを志すことの大切さを
教わったのもあがたの森でした。
今回は、30周年記念の出展依頼を受けての参加だったので、
これまで出会ってきた使い手の皆様や
信州の仲間たちにお礼も兼ねて松本時間を楽しもうと
車中で妻と話ながら
あがたの森に向かいました。
クラフトフェア初日の夜ごはんは、「10cm」で
細川亜衣さんとペルー料理の太田哲雄さんによる
コラボ料理。
絶品!
美味し過ぎるー!!
三谷さんの器はどんな料理にも
マッチングするから不思議です。
足し算でも引き算でもない素のデザインが生みだす奥行き
と木の持つテクスチュア(手触り)が導き出す究極のバランスは、
だれも真似できない三谷流。
さすがです。
細川さん、太田さん、三谷さん、ごちそうさまでした。
山本 美文