幾重にも重なる願い(クリスマスキャロル)



ハルカナカムラさんから誘われ、
王子が岳のbelkに。

瀬戸内のサンセットが一望できる

カフェには
一台のピアノが置かれています。

クリスマスを迎える
ハルカナカムラさんと田辺玄さんによるユニット
orbeの演奏会が
まもなく始まります。

暮れゆく瀬戸内の光景

日が落ちるにつれ
霞んでゆく瀬戸大橋と四国の山々。

瀬戸内海が一望できる窓際には
クリスマスに肩を寄せる
恋人たちが並んでいたので、
ぼくは、東の窓に点る街の灯りに目を移しています。


暗闇に点る灯りは
「生」の営みを燈す命の明かり
ひとつ
また ひとつ点る街の灯り

ぼくがサンタなら
クリスマスさえ忘れて
日々の暮らしに身を尽くす人を探して
プレゼントを渡すだろう

闇に洩れる一筋の光に手を差し伸べ
その白い光を鍵盤や弦に注ぐ
音楽家の指に
祈りをささげながら
街灯りの上空に来るサンタを探しています







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プロフィール

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山本美文アトリエ
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