プロよりはるかに自由な発想

Xmas企画のワークショップ当日



一応 
ケーキスティックの見本は提示したものの、デザインは自由!

  とても同じ材料から削り出したとは思えない!
  形もそれぞれ(遊び心が個性を呼び込むんですよね!)





作り終えたケーキスティックを並べて
記念の撮影会?

え!
レフ板?登場?!!!



Xmas・ワークショップ&一日限定「ひだまりのクリスマス」展

クリスマス前日の12月23日(祝)、
岡山市の撫川(なつかわ)にある「ゆくり」で
ワークショップを開催することになりました。

工房のアトリエクラス(木工教室)にも通ってくれている
ギャラリーオーナーの安田さんから
「木を削る喜びを もっとたくさんの人に伝えたい」
と申し出があり、急きょ決まった一日限定の特別企画。

クリスマスに備えておきたいハンドメイドの
ケーキスティックを作るワークショップです。
デザインは、自由!
1本はホオノキ、もう1本はヤマザクラから削り出します。
緑がかったホオノキと
赤みを帯びたヤマザクラがそろえば、
Xmasカラーのケーキスティックのできあがり!!!


    【Xmas・ワークショップ】
    2015.12.23(祝)水曜日
    13:00~16:00
  オリジナルのケーキスティックを削ったあとは、
  一足早いXmasケーキで予行演習でも(笑)。
  まずは、
  出来たばかりのケーキスティックの使い勝手を試しておきましょう!
  (ホワイトクリスマスを連想させる白漆皿も準備しておきますから)



          白漆皿とヤマザクラのケーキスティック


          栗の木皿とホオノキのケーキスティック


ワークショップ参加費(材料費込み・ケーキとコーヒー付)¥5000
              【申し込み先】yukuri2006@icloud.com
              050-5586-6675(安田さん)
               満席になり次第申し込みは終了。
               
              ※筆記用具・定規を持参してください。
               刃物はこちらで準備致します。
               




 同時開催  / 一日限定【ひだまりのクリスマス展】
     ゆくりの縁側に、新作のバターナイフや
     定番のスプーン&フォークなどのカトラリーを
     お届けします。
    
     2015.12.23(祝)水曜日
     11:00~17:00
     ※ワークショップに参加されない方も 終日ご覧いただけます。
      (23日は、会場に出向いております)

    
                       ベイビースプーン

    
                           茶さじ

    
            塗り分けしゃもじ

    
                       塗り分けスプーン
   
    この他にも、バターナイフ・ジャムスプーン・デザートスプーン
    ・スッカラなどXmasに向けて準備するつもりです(現品限り)。
    

    

伊藤まさこさん、石村由紀子さん、オカズデザイン(吉岡さん)と・・・、 why?

「大谷哲也さんの耐熱なべを紹介する小冊子に料理レシピを載せてくれませんか」
とオファーがあったのは、ずいぶん前のこと(すっかり忘れてしまっていた・・・)。
「盛り付ける器のことならまだしも、料理のことなら他に適任者がいるんじゃない?」
と聞き返し、軽く返事をしたのがうんのつき。

あとから届いた参加メンバー表を見て、腰が抜けそうになってしまった。
伊藤まさこさん、石村由紀子さん、オカズデザイン(吉岡さん)と僕~???
皆さん料理はプロ級、オカズさんに至っては
料理のレシピ本を何冊も監修されてるスペシャリスト!
「あ~(ため息)、 はっきりお断りしておくべきだった⤵」
繰り返し呪文のように唱える日々・・・

そもそも、なぜ僕のところにオファーがあったのだろう???
解せない!
理由さえつかめない(料理を食べる役ならまだしも!)

もしかして・・・、
玄人集団に素人料理をひとコマ充てることで
料理しない人にも耐熱なべを使って欲しいという願いを込めたオファーだったのかも。
そうか!
きっとそうに違いない!(それならば納得できる)
ならばその役に徹して、「男の簡単料理のレシピ」でチャレンジしてみよう!
タイトルは、
    【キャンプでも喜ばれる豚肉の塩釜蒸し】





レシピは、宙で覚えられるほど簡単。
①鍋にオリーブオイルを塗り、お塩と卵白を混ぜた塩釜の原料を敷く。

②その上にローズマリー・ローリエ・黒こしょう・ 豚ロースもしくは豚バラの
 かたまり500g(2人分)をのせ、まわりを塩釜の原料で覆う。

③オーブンで蒸し焼きの場合は、200℃で約40分。
 
        左下オーブン、右上ガスレンジ使用
 
     ガスレンジの場合は、蓋をして中火にかけ、 
     1~2分したら弱火にして約40分。





④塩釜を「えい!」と割ったらできあがり!
 
 塩釜に直接あたっていた肉はそいで、
 翌日の炒飯や野菜炒めで2度美味しい!!
 お好みで粒マスタードをそえて(ワインがすすむことも実証済み)。

美しい木の道具が教えてくれること

秋口から作品展が続いたので、
今年はハゼ釣りを楽しむ人をよそ目に
工房にこもる毎日でした。

誰にでも釣れるのがハゼ釣り、ところが奥は深い。
小さなハゼは 
放っておいても喰いつくのだけれど、
用心深い大物を釣るにはちょっとしたコツがいる。

幼稚園の頃からハゼ釣りを欠したことのない娘は、
釣り客と並んでも
次々大物をあげる(ハゼの習性を知ってきた様子)。
立派(高価)な道具を揃えた釣り客のそばで、
裏山の竹林で切ってこしらえた
「にわか釣りざお」の女子高生だけど(笑)


      浅瀬にいるハゼ釣りには必要ないけれど、
     「浮き」は、木製が好き。


手仕事で作られた「浮き」は、見ているだけで幸せな気分に。
色や形も様々で、見た目だって美しい!
きっと作り手も楽しんで作っていたはず。



木の道具は、使い手のもとに届く前に作り手も楽しみながら
作れるから色や形も様々。

         ドライバーの柄だって同じ形がない!

作り手のセンスが形に表れる仕事は手が抜けないもの。
「下手に手を抜くと笑われる」という心意気の中で
かつての職人は育ってきたのだから。


職人(名人)が減り、デザイナーと作家がもてはやさる時代性の中で
忘れ去られていく【使い勝手がデザインを生む】という理念を
身につけたいのなら、スプーンやフォークを削るに限る。
直接口に触れる生活具ゆえ、
デザインと使い勝手の関係性を即体感できちゃう。
ましてや、作家性など入る余地もない(笑)。
使い勝手が悪いと、途端に出番が減っちゃうのもわかり易い!




これまでにいろんなものを作ってきたけれど、
シェーカー様式の箱物も定番化しつつある生活具のひとつ

           キャリアボックス(ティッシュケース)









            栗の木のピクニックバスケット

朝霧の工房

色づく木々の紅葉から深まりゆく秋の気配が伝わるように、
水辺の光景からも
季節の変わり目を知ることができます。

入りくんだ小さな湾から沖合いを行き来する船は見えないけれど、
船の警笛が鳴り響く朝は、
工房も霧の中。
すでに東の空は明るんで、静かな海に白い雲を写し込んでいます。

その場で振り返り、
水門でせき止められた川辺に目を移すと、

朝霧に包まれた幻想的な光景の中を
気持ちよさそうにカモの群れが泳いでいました。


季節はいつの間にか秋から冬に。



プロフィール

HN:
山本美文アトリエ
性別:
非公開

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