朱うるし

朱色のもつ「強さ」や「華やかさ」に圧倒され、
地味なもの目立たないものへと傾く木工は、
これまで 朱漆を遠ざけてきました。

でも、いつの日か
「日常使いの朱(ぼくだけの赤)」を掴んでみたい
という思いから、
試作だけは繰り返していました。


ぼくの描く赤は、
結局地味な朱になっちゃいますが、



たとえ1%の朱赤にでも
「ハレの日の心」を込めて作ります。




先日、
工房の片隅に置いてあった試作品を
「ランドスケープ」の中原さんが探し出し、
「面白い!!!」と褒めてくれました。

これまで、全く自信のなかった朱漆でしたが、
11月の個展(ファーマーズテーブル)で発表してみようか?!
と勇気づけられました。




お話会(その1) at  スロウな本屋

市内の「スロウな本屋」 で開催された第1回目の【お話会】

対談形式で開かれる第1回目のゲストは、
倉敷で建築事務所を開設されている高吉輝樹さん。
定員を超える来客数に我々も緊張気味でしたが、
「器と家具と建築の調和」をテーマに二人で話し合いました。

僕は、シェーカーの家具を習作しながら学んだ
「必然性に満ちたデザイン」について話しましたが、
これまで作ってきた家具のスライドを見返しながら、
手仕事の在り方について考え直す良い機会になりました。

【お話会】は、5回まで続くそうです。
 次回のゲストは、誰になるのでしょう~~~















Bird

天に届けとばかりに高く高く、
のどかな田園風景の上空を羽ばたくヒバリのように。

 春の訪れを告げるヒバリを
 西欧諸国では
「清浄な愛の詩(うた)をさえずる鳥」とも呼ぶのだそうです。


ピッコロを演奏するジャン=ルイ・ボーマディエの
音色は、ヒバリのさえずりのよう!

雪どけの下に姿を現すフキノトウや
山々に点在するコブシの白い花のように
春を感じられる野鳥(ヒバリ)の鳴き声が待ち遠しい






蒜山高原にアトリエを構えていた画家が、
絵を描く合間に
木彫した小鳥の親子。


先日、岐阜の陶工(吉田次朗くん)のアトリエから持ち帰った

        鳥をモチーフにしたオブジェ


青い空を舞う鳥たちのように、
自由を失わない大人になることも
20代の頃からの夢でした。

「自らの翼(自由)を失っていないか」確かめたくて、
ついつい手にしてしまう鳥の小物たち



宇野の金曜日

芸術祭(現代アート)の島として海外からも注目される直島。

直島行きフェリー乗り場「宇野港」周辺は、
瀬戸大橋がつながるまで
本州~四国フェリー往来の発着口としてにぎわった港町。

そんな街並みエリアで、
「銀座通り」の名残りが感じ取れる場所に並ぶ
 新しい感覚のお店が話題になっています。


パンとチーズとワインがあれば、いつまでも飲めちゃう人に朗報!
まわりがこんがり、
中がしわくてふんわり。
僕好みのバケットを焼いてくれるパン屋さん「HOHO」


チーズに新鮮な野菜を合わせると、
このバケットは、
名脇役を演じてくれる~

やさい屋ポッケは、
新鮮な採れたての野菜が並ぶお店。

今日は新鮮な卵の調理法をお聞きし、
テイクアウトできる
手作りの「びわソーダ」を片手に、
通りをブラブラ。

ん?

「ドイツ、チェコ雑貨と文房具の店」?

階段を上ると、
静岡から移住されてきた御夫妻が
集めた旧東欧諸国の雑貨が並ぶお店に。

店近くの駐車場に停めてあった
赤い「ルノーエクスプレス」は、

奥様の愛車「Krapfen baum号」

ルノー・エクスプレスでは珍しい
1600ccのディーゼル車。
以前、信州の友人が乗っていたのも、
これと同じ車種。
リッター20㎞程走ると聞いていたので、
経済的にも優れものですよね!

日本では乗用車(5ナンバー)で
売られましたが、
本国では商用車として活躍した車。
後ろのシートをたためば、
荷物がいっぱい積めそう。
他にもう1台車を所有しているので、
エクスプレスを手放すことも現在検討中とか?

思わず、
「欲しい!!!」と口走った方(笑)は、
お店を訪ねてみてください。
(外装も、きれいでしたョ。)


向かいのBollard(衣食住と珈琲のお店)さんを覗くと、
ガラス作家の石川昌浩さんとばったり。


今日は寄れませんでしたが、
近くの美味しいハンバーガーやピッツァのお店情報も。
宇野のお店を巡るなら金曜日???
各お店の定休日とにらめっこしてみなくっちゃ!
まだまだ、この街は奥が深そうです。

(内緒話)実は以前から自称「宇野の隠れ麺ファン」。
     田中屋の「ざるうどん」※(味付け海苔・梅干・わさび付き)、
     げんこつ屋のラーメンに足しげく通う丸メガネを見かけるかも・笑
     
     ※味付け海苔と梅干の代わりに生姜を付けてほしい!!!(願)
     

岡山方面からドライブがてら宇野に向かうなら、
食事と珈琲の「グリッドキッチン」、
もはや老舗のいき「ネネグースカフェ」、
セレクトされた本が集まる「451BOOKS」も通り道。

ちょっと道草して、
「八浜駅」方面に走れば、
小さな洋菓子のお店「le Ruban」(ル リュバン)もあるから、
宇野通いは当分やめられそうにありません。





「お茶の時間」百草(終了しました)

「お茶の時間」
2017.7.1(土)~17(月・祝) ※会期中無休
11:00-18:00

(場所)百草 / 岐阜県多治見市東栄町2-8-16
       (0572)21-3368

【出品作家 / 作品・品名】
〖いろいろな茶箱・茶の器各種〗
 長谷川竹次郎(金工) 
 長谷川まみ(金工) 
 佃慎吾(木工) 
 内田鋼一(陶)
 安藤雅信(陶)

〖品目別・五十音順〗
 東屋(御敷・匙など)
 伊藤慶二(湯呑)
 岩田圭介(ポット・片口・湯呑)
 岩田美智子(茶席のオブジェ)
 金森正起(琺瑯皿・片口など)
 辻和美(茶杯と茶托・蓋もの)
 永井健(ティーポット・茶壺)
 ババグーリ(懐紙入れ)
 平林昇(宝瓶)
 水野博司(急須)
 三谷龍二(片口)
 松本寛司(コーヒーメジャースプーン・コーヒーフィルター入れ)
 舞良雅子(絹の箱)
 山本美文(菓子切り)
 矢沢光広(手盆・菓子鉢/皿)
 山口和宏(木皿)
 吉沢小枝(茶席のオブジェ)
 吉田次朗(茶壺など)
 百草(汲み出し・茶巾・茶漉し・ステンレスポットなどプロダクトの道具)
 百草 / アトリエ
   (敷布・ランナー・百草サロン・上衣・下駄・麻足袋・
    オーガニックコットンの夏着物 / 浴衣など)

〖茶葉・豆〗
 丸八製茶場(加賀)
 太田市郎治製茶園(佐賀・嬉野)
 天の製茶園(熊本・水俣)
 櫻井焙茶研究所(東京)
 coffee kajita(名古屋)
 sucre medicinal herbs(多治見)
 中国茶

〖菓子〗
 Organic Vegan Sweets
 菓子屋ここのつ
 ほいあん堂
 coffee kajita
 mimosa



「お茶の時間」をメインテーマにした百草の企画展。

以前、
クロワッサン「美しき日本の手技」の連載コーナーで、
「使いやすいものは美しい」と
(安藤明子さんより)紹介していただいた

【山桜の菓子切り(5本組)】を出品致します。

※お茶会、コーヒーの淹れ方教室なども企画されているようです。
 詳しい内容等々につきましては、百草のホームページをご覧下さい。

プロフィール

HN:
山本美文アトリエ
性別:
非公開

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