先月末(旧暦の6月15日)、恒例の
満潮祭が近くの湾で開催されました。
船で待機している
地元の子供達が奏でる笛太鼓の音に合わせ、
提灯を吊るした2艘のしゃぎり船が
対岸の亀岩宮に向かいます。
大学で写真部に入部した娘は、
一眼レフを胸に勇んで亀岩宮へ。
今のカメラは暗くてもちゃんと撮れるし、
モードさえセッティングすれば、
花火だって綺麗に写すことができる。
でも、
「誰でも上手に撮れるカメラ」って、
どうやっても綺麗に写っちゃうから、
僕は苦手・・・
街中をスナップする時や祭りの写真は、
三脚を立てて撮るのもいいけれど、
僕は人波のエネルギー(臨場感)を収めたくなるので、
ポケットからさっとカメラを出して、
シャッターを切る「構えない写真」の方が好きだ。
ピントなんかにとらわれず、
ブレた写真からでも伝わる
祭りの臨場感に酔いしれたい・・・
ブレブレの写真だって
見方によっては、
絵画のようにだって見えちゃうから。