
満開の桜が散る様に、「生」と「死」の無常を重ね合わせてみたいと願う。
来週納品することになっている
山桜の仏壇は、

4点の仏具の納まる引き出し内のサイズから
全体の寸法を割り出したオーダーメイド
(巾390×奥行330×高さ500㍉)

両手を合わせながら扉を開けると、
引き出しに使っている木曽ひのきの香りが漂ってきます。
(引き出し上部に香りを通す引手口を設けています)
位牌を包み込むように曲面で仕上げた前扉。
裏板は、お掃除のおり外せるよう、
「いってこい」という工法ではめ込みます。
50代の頃、もしものために自分用の仏壇を作りました。

木工を職にしながらも、
他人の作った仏壇に入ると思うと
居心地や装飾の仕立てまで気にかかりそうなので(笑)、
ミニマムな仏壇に(巾315×奥行190×高さ450㍉)

無宗教ゆえ中に入れるものも思いつかない僕は、
木彫家の知人に依頼し、
仏具の代りに、
かつて暮した木曾山中の深い森で、
顔を合わせる度にジロリと僕を見る
(住人を認識してくれていた)

森の守り神を彫ってもらうことに。
(木彫)クロヌマタカシ・作