農業と工芸

お子様連れの友人を
「サクランボ狩り」に誘える時期になりましたが、
今年は控えることに。


例年ならば、
「百個でも二百個でも食べて」って伝えると、
「キャー」とか「イェ~」とか、
子供たちの歓声が響き、
「もう無理~~~」と飽きられるまでサクランボ三昧してもらえるのですが、
今年は、「ギィーギィー」ってヒヨドリに叱られながら、
鳥に向かって
「うちのサクランボなんですけど~」と語りかける毎日です。



工房裏手の畑には、

                                          オクラ

                                    ズッキーニ

                                   ツルムラサキ

                                         サトイモ

                                          ゴーヤ

                           バジルを植え付けました。


作業の工程で手を抜くと、
思い描いた仕上がりが望めない工芸と
農業は似通ったところがあって、
「辛抱強さ」を身につけることが何より大切になります。

自然の産物には同じものがないので、
失敗の積み重ねが経験となり、
日々の困難に柔軟に対処できるようになれば、
「一人前」と呼ばれるようになります。
職人の世界で使われる「一人前」と称される呼び名は、
「親方に見られなくても、辛抱できる心が育つ」ことだと思います。
これまで憧れた工芸家や感心させられる農家の姿勢が、
とても似通っている気がする所以です。


畑のトマトはまだ実をつけていませんが、
先日、農家の方からトマトを頂いたので、

畑の野菜と和え、
サラダにしました。


サラダを引き立てる洗練さと大地に根差す力強さを
併せ持つようなサラダボウルを作れるような軸を
身体に植え付けるために、土を耕しています・笑
工芸でも、体幹を鍛えることが大切なのかもしれませんね。





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