誰からも学ぶことなく、好き勝手に漆を扱う僕の仕事。
漆芸の「王道」を歩む塗師の眼から見れば、「邪道」にうつるかもしれません。
漆もオイルも蜜蝋ワックスも、
日本の食品衛生法をパスしている塗料であれば
同列に扱い、
「どれそれが一番」という固定観念を持たず、
調合を整えてみたり、
時には、漆を重ねながら
テストピースを繰り返します。
刷毛は、
娘が小学生の頃使っていた工作用。
下手な塗り方???
上達しても、
上手く塗れない刷毛がちょうどいい!
「王道」を歩む塗師の手際のよさを見るにつけ、思い知る伝統の重み。
でも、くじけない!
世の中には自分と同じ様なテクスチャーを愛す人もいてくれる筈!