11月3日岐阜「本田」での個展
初日は、
yajima coffeeと
ハルカ ナカムラさんの奏でる
楽曲と共に始まりました。
案内状に記されていた「とある音楽家」の名は
当日まで告知されぬまま
初日を迎えたわけですが、
工芸の世界で語られる
「無名性」を意識し企画された、
店主の思惑(?)だったのかもしれません。
来場者は、
いつものように「本田」を訪ね、
演奏者の名も知らぬまま会場をまわり、
会話を続けています。
NHK・FMの番組「音の風景」を彷彿させる
「本田」の風景が、
日常と音楽を結びつけてくれます。
静かなピアノの音色に潜む「生命の強さとはかなさ」、
ライブハウスとは異なる「日常の光景」、
「隔たりのない世界観」。
「作家性」と「無名性」のはざまに揺れる
創作の理念が、日常という光景に
あぶりだされる(試される)作品展になりそう・・・
(岐阜市「本田」での山本美文展は、11/12日まで)