日本の曲げわっぱ
茹でたり、蒸した板を型に巻き付けて作る曲げわっぱは、
古今東西・世界各地で見られますが、
木と木の接合部を桜の皮で編んで留めるのは
日本特有の技。
シェーカー様式
それに対し、
スワローテールと呼ばれる接合部を
金具でかしめるのが、シェーカー様式。
工房で作ったシェーカー様式の曲げわっぱを
展示していると、必ずと言っていいほど
「これはお弁当箱にも使えますか?」
と尋ねられる。
それだけ日本人にとってなじみの深い曲げわっぱ。
今ではプラスチックの弁当箱が主流なのかもしれないけど・・・
ただ、
オイルで拭き込んだ木肌仕上げのオーバルボックスに
ご飯を入れ続けると、
湿気で内側が黒ずんでしまうことがあるので
お弁当箱には不向きです(サンドイッチくらいなら大丈夫だけど)。
ならば、
いっそのことシェーカー様式の弁当箱を作ってしまえば、
詳しい説明文の必要もなくなるかと思い立ち
リ・デザインしたのが、
シェーカー様式 漆のオーバル弁当箱(中サイズ)
背丈を低くし、フタがはずれにくく仕立てたデザイン。
高校生の娘には、ちょっぴりポップな朱漆の弁当箱を
持たせています。
(小サイズ)