母の日のサクランボ

工房裏の桜の木。
母の日にカーネーションを贈ることが
気恥ずかしくてできない僕は、
この時期に実をつけるサクランボを摘んで
渡します。
今年も食べきれないほどの鈴生りに。



感謝の気持ちを伝えるだけであれば
花を贈るのもいいのだけれど、
母親のことを思いながらサクランボを摘む時間を
大切にしたくて・・・



   人生半ば(半白)を過ぎると、
   親との別れの日だってやってくる。
   昨年 父は他界しましたが、
   残された母のために
   今年もオーバルボックスいっぱいの
   サクランボで「母の日」を祝います。

   あと何度、こうして「母の日」に
   サクランボを摘めるのだろうか、
   という切なさも
   月日の中で覚えながら。


 
             甘くて酸っぱいサクランボ






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