「かしこまらない」「かしこまれない・・?」

オカズデザインのお二人との打合せに引き続き、
来年の北京(中国)での個展の打合せに。

「かしこまった場」での「かしこまった会議や打合せ」が何より苦手。
ましてや、
初めて会う人(外国の方)との打合せとなれば、
想像しただけで眠れなくなっちゃいそうだったので、
「打合せの前夜、ごはん(お酒?)でもいかがですか?」と、
いつものように気軽に話せる場を設けました。

仕事の「オン&オフ」のスイッチを失っている作家業ゆえ、
仕事のオフを楽しんでいる人達が集う(にぎやかな)お店に入ると、
自分のような者が来るべき所ではない気がしてしまうので、
寄れるお店も限られてしまいます・・・
(知り合いのお店ばかりを渡り歩いてしまうのも、 それが原因なのかな?)

明るく照らされ、
漆で汚れた(傷んだ)指が目立つようなテーブルのお店も
実は苦手です。

指を汚さないのが「一流の漆芸家」なのだそうですが、
僕のような「三流」の指は、
泥遊びの後の子供の指のよう(悲)

冷たい水で刃物を研ぎ続けるうちに
あか切れしてしまうささくれに丈夫な漆の「ネイルアート」???

ポケットに手を入れたり
人前で指を隠す癖にも気づかれないようにはしていますが、
真っ白なテーブルのお店なんかに入ると、ついつい無口に・・・

バブル期に「きつい・危険・汚い=3K」と
揶揄された同じ職人たちが、

街の片隅の入り易そうなこじんまりした店構えを
選んでしまう心中まで今ではよくわかります・笑

(バブル期なんて二度と来てほしくないのです!)


来年の北京での個展に向けての打合せは、
8席ほどの小さなお店を選びました。


「山本さんのブログ、最初から全て読みました!」

「これまでに何文字書き留めてると思いますか?」

「天ぷらと地酒」の魔力?で打ち解けていた僕たちは、
翌日の工房で企画書を練り直し、
心置きなく意見交換(打合せ)できたのでした。






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山本美文アトリエ
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