古陶を「写す」厳しさから学ぶこと


地方で途絶えていた漆椀の修繕など、過去から現在を結び「再生」をテーマにした
前回の展示より三年半。

今回は、”珈琲のための木の用具”を中心に、白漆の器やカトラリー、定番の作品に加え、今展に合わせて特別にフランスの古陶カフェオレボウルの写しが届きます。
初夏のフランスで出会ったその古手のボウルは、椀なりの優美な曲線、
高台までのくびれの線は厳しく、東洋的なこれまでにない綺麗な形に小さな感動を憶えました。
その古き良き形は、美文さんの掌から新たに”木の器”となって引き継がれます。

                「本田」店主  本田慶一郎



DMに綴られた本田さんからの上記の願いを受け、
「本田」から届いたカフェオレボウルを
只 ぼんやり眺める日が続きます。

「写す」ことを「真似る」ことにしないために・・・
(古き良き形から先人のものづくりの姿勢を読み取るために)

               山本美文





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