亡き祖母の口癖、
「亀石さん(夏まつり)も満潮祭じゃけぇ、
祭り事は旧暦のままじゃ」
明治生まれの祖母は、
話す言葉(岡山弁)まで旧暦のようだった。
極めつけは、
地名まで方言風に、
「西大寺(さいだいじ)に行ってくる」を、
「せーでーじにいってくらー」と言って出掛けた(笑)
このあたりではお雛様も4月、
ゴールデンウイークを過ぎた空を
鯉のぼりが泳ぎます。
わが家のお雛様は、
倉敷在住の組み木作家・小黒三郎さん
デザインの「花ごろも五段飾り」。
桃の花の内裏さま、
桃の実のぼんぼり、
椿の花の三人官女とききょうの花の五人囃子、
かぼちゃの実の三仕丁と
さくら・たちばな・ゆきのしたの花の随身と
桜の花の御所車をひく蜜蜂。
花の実と虫たちのくりひろげる雛祭りは、
4月3日まで。