辺り一面が緑に覆われ、
工房の窓にうつる木々でさえ眩しい季節。
そんな太陽の下で花を咲かせるオクラ
鑑賞するために育てた花よりも
野に咲く花のほうにひかれるのだけれど、
野花の少ない真夏は、
畑に咲く花に癒される。
トマトの花だって、ほら
こんなに可憐なのです。
収穫ばかりに気をとられて、
あまり注目されることすらないけれど、
そっと咲かす花の命があってこそ
野菜だって実をつけるのです。
工房からすぐの小さな湾では
一年で最も潮の高い日に
海の安全と五穀豊穣を祈願する
「亀石祭り」が開催されました。
湾内にある亀の形をした岩が
海水に浸かる満潮時に合わせて
地元の子供たちを乗せた2艘のしゃぎり船が
湾内を行き来し、
船から直接 亀石神社に奉納する恒例の行事です。
先人たちの知恵に学び、暮らしに「涼」を呼び込みながら
夏を味方にしておきたいものです。