足踏みのミシン鋸がやってきた!

児島のウームというブロカント・ショップの倉庫で
壊れた足踏みミシン鋸を見かけた時、
「次にどこかで使えるものを見かけたら、確保しておいて」
 とだけ伝えておきました。

その願いが廻りまわって、
店主の知人から一本の電話が入ってきました。
「とあるリサイクルショップで、足踏みミシンを見つけた」
という嬉しい内容。
さっそく出向いて迷わず購入!

今でも、
電動の糸鋸を「ミシン鋸」と呼ぶのは、
足踏みミシン鋸を使っていた頃からの名残りなのでしょう。
手に入れたのは、「デッドストックの赤い足踏みミシン鋸」



足踏みに連動して、
カタカタカタと上下に動く糸鋸の刃で
木を挽いていく楽しさは、格別です!
上達するにつれ、
大小の曲線に合わせて足踏みのスピードを変えたり、
目と手と足の感覚を駆使することで、
身体全身を使った特有のリズムが刻まれます。

確かに現在の電動糸鋸は便利だけれど、
一定のリズムで長時間木を挽いていると、
案外疲れちゃう。
それに対して、
身体を使って習得できるような技(足踏み)は、
常にリズムが変化するので、
踏み続けても、
充実感が伴い
疲れさえ忘れてしまうほど。

それは、車の運転とも似かよっていて、
アクセルとハンドルさえ操作していれば、
どこにでも行ける夢のような車に乗ったとしても、
ただハンドルを握っているだけだと
退屈だし、楽しさを感じられなくなっちゃう。
運転を楽しむのなら、
アクセルとブレーキとギアを駆使して
心地よいエンジン音に包まれ、
走ることの悦びを全身で感じたい。

便利さに寄り過ぎてしまうと、
五感から得られる感動(ワクワクする気持ち)
まで失ってしまいかねないから気をつけなくっちゃ!






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