1700㌔の旅 (~茨城 編)

高崎から車で約2時間程足を延ばし
茨城県結城市の「ファミーユ」に。


オーナーシェフの奥澤さんとは、
彼がまだ旧いフォルクスワーゲンで移動カフェをしていた
時代に知り合いました。
彼のスタイルを真似て、
ワンボックスカーでのカフェが全国に流行りだすや、
さっさとそのスタイルから離れ、
ファミーユをオープンさせたところが、
実に彼らしくて印象的でした。

最近、旧いイギリスのバイクに乗り始めていると
耳にしていたので

噂のバイクを見せてもらい、
バーカウンターでビール片手に
「キャベツとカブと自家製ベーコンのスパゲティ」を注文。
僕は、ここで食べるスパゲティが
どこで食べるパスタよりも好き!

麺の茹で具合、野菜の炒め具合、塩加減のバランスが絶妙。
肩の力を抜いた自然体の奥澤さんならではのバランス感覚が味の秘訣?
たまりません!

他の店との違いを競うかのように
尖がった茹で加減(アルデンテを強調し)、
尖がった野菜の炒め具合(野菜が主張し過ぎ)、
尖がった塩加減(パンチのある塩味とオリーブオイルの量)で
自慢する これ見よがしのイタリアンは苦手です。
いや、
単に「尖がった人」が苦手ということなのかもしれません・笑

どこの世界でも同じなのでしょうが、
熱心になり過ぎると、
何でも比べちゃって、
人はバランス感覚を失っちゃうのかな?

そもそも、
料理を競うなんてセンスがナンセンス・・・

シェフ渾身のパスタ?、小心者には恐ろしくて・・・
「魂を込めた器」に近いものを感じちゃいます。
「魂を込めた器に渾身のパスタ」なんてダブルパンチ、
僕には手がつけられません。
作り手は、あくまで さりげなくあってほしいな。

家庭料理=パスタ、
毎日食べても飽きないような味が、
僕には合ってるような気がします。





翌朝のファミーユ


朝のカプチーノを淹れてくれる奥澤さん

なんて贅沢な時間なんでしょう~


近いうちにファミーユ納屋で
展示会をする約束をして

次の目的地(長野県)へ。












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