秋篠の森・ギャラリー月草で始まった
「叶えてもらったかたち」展 (6.13日~21日 ) ※終了しました
※16(火)・17(水)はお休み
初日・二日目と在廊してきましたが、
梅雨入りを思わせないほどの
光のシャワーに
紫のあじさいが映え、
秋篠の森は、初夏の装い。
奥に見えるのが、滞在したホテル(ノワ ラスール)。
こもれびは、
ギャラリースペースにまで届き、
僕たちの作品を、
光と影で
演出してくれます。
瀬戸内の陽光の下で映える色とかたちを
追い求めた器やカトラリーが
秋篠の森に注がれるこもれびに和らいで見えます。
若かった頃は、
ものの形(デザイン)にとらわれていたからか、
一点一点 飾ることでしか
自分の作家性を表現できなかったようにも思えます。
その頃のものづくりを、
「スポットの下で映える形を求めていた木工」と例えれば、
岡山に工房を移してからは、
瀬戸内の陽光の下で、
窓辺を照らす素の形(生活具)から
飾らない暮らしを提案する「普段着の木工」へと
変わってきたのかもしれません。
光は、
時に、
静物画でも見ているような場面をも
演出してくれます。