ARTS&SCIENCE 白漆リム皿(小)



ARTS&SCIENCE 2020:春夏カタログ(No 027)
の白漆リム皿(大)に続き、
白漆リム皿(小)を
HIN(京都&東京)に納品致しました。

まもなく店頭の方にも並ぶかと思います。



自分が「美しい」と感じられる塗り味を確かめながら、
一枚づつ楽しんで塗りました。



気がつけば、夜が明ける日も・・・

無心の域にはほど遠いけれど、
夢中には なれるようです・笑

全て白漆の表情を変えています。
自分の感性を大切にお選びください。


瀬戸内の陽光が教えてくれた

瀬戸内の陽光が窓辺に降り注ぐ工房の春


かつて、
「スポットの下で一点一点の作品をいかに美しく見せるか」
ばかりにとらわれていた若き木工がいました。

「日々のうつわを作る」とうたいながら、
限られた空間で格好良く見せることしか思いつかなかったのでしょう・・・



そんな木工に、
瀬戸内の陽光は教えてくれます。



窓辺に差す光の下で
裸にさらされても
自然に映し出されるうつわが、
普段の暮らしで、
最も「出番の多いうつわ」になることを。


「雑多に並べてもらって大丈夫です」
ギャラリーでの展示も、
今では全て店主に任せっきり・笑

どんな状況下でも
「手に取りたくなるうつわ」が、
毎日のうつわになります。










時を架ける言葉

作家名を見かけると、
つい手が伸びちゃう本。

旅先や移動の新幹線の中に持ち込む
須賀敦子・随筆集は、
ぼくの「旅のおとも」。

国境を軽やかにまたぎ、
視点の先に
人間讃歌を謳うエッセイもさることながら、
旧知の編集者が、
遺品整理中に見つけたという44篇 の詩をまとめた本

「主よ 一羽の鳩のために」

ローマ留学中の
1959年に綴られた若き日の須賀敦子の詩集 です。

紙幣の価値や社会の仕組みは
時代によって変われども、
屈託のない作家の詩情が、
孤独と自由を翼に
はばたこうとしている君への
道標(みちしるべ)になるのかも。


ぼくが、この世に「生」を受けた日に綴られた詩も
収録されています。
言葉が時空に橋を架けてくれるのか、
そのページをめくる度に
「るりまつり」の咲く情景を思い浮かべ、
その花言葉を胸に
この先の人生を歩みたくなるのです。

























「山本美文の菓子皿とムラヨシマサユキさんの餡」【3月開催を4月に延期】

「山本美文の菓子皿とムラヨシマサユキさんの餡」
2020.3.6(金) ~ 9(月)

【3月開催を4月に延期することになりました】


      (場所)IN  MY  BASKET
                    世田谷区玉川田園調布2-7-18セトル田園調布1F



 


DM(案内状)には、
「2年ぶりのコンビ復活です・笑」と書かれていました。
お菓子と菓子皿のコンビ・・・?


                                     丸メガネのコンビ?




前回(2年前)は、
蝶の舞うポエジーな
ムラヨシワールドに

お皿もビックリ。





今回は、「おはぎ」を作ってくれるとか?

伝えてたっけ?
大好物が「おはぎ」だってこと?!

【延期する期日が決まり次第、ご報告致します】




工房が郊外のビストロに?

うつわを作るようになって始めた
工房での持ち寄りの食事会。

ぼくは、手持ちのうつわを提供するだけ・・・
友人の陶芸家の作品⤴や
ぼくの失敗作⤵の中から、
その時々の客人が好きなうつわを選び出し、
それぞれ持ち寄った料理を盛り付けてくれます!

食事会の日は
休日と決め、
まだ明るいうちから、
美味しい料理を囲み、

こっそり盛り付けの勉強をさせてもらいます。

うつわが料理を引き立てるように、
料理によって、
うつわまで美しく見えてくる相乗効果にも期待しつつ


ついつい、
呑み過ぎちゃう木工の姿を
時折見かけます~~~



あれっ?
ワイン、もう空いちゃったの?





昨日も、
片田舎の作業場が、

郊外のビストロのように見えてきたのでした。

プロフィール

HN:
山本美文アトリエ
性別:
非公開

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