案内状に寄せたプロフィール

明日(5 /18)から始まる静岡での個展に向けて
案内状に載せるプロフィールを依頼されたので、
経歴代わりに近況を綴りました。


瀬戸内の小さな湾を望む少年
その海と空の境が消える時間帯が好きだった
今でも同じ場所に立ち
過ぎゆく時間と変わらぬ風景を重ねながら
海面に写り込む雲の「白」を漆に求めてみたくなる



   「山本美文展」      ※18日・19日在廊予定
2019.5.18(土)~25(土)   ※20(月)休
  11:00-19:00
(場所)NEUF:静岡市葵区鷹匠3-10-10-2F
    http://www.a-neuf.com
   (054)221-4110

プロフィール

作家を志すなら、
経歴(賞歴)を並べていくのもひとつの手段でしょう。
例外にもれず若き木工も、
コンペ入選や受賞歴をプロフィールに並べていた時期があります。

他人(ひと)にものを教える先生や
治療を指南する医師以外で「先生」と呼ばれる人たち(職種)って怪しい~~~
と前々から感じていたので(笑)、
個展会場で「作家の先生」と呼ばれた日から
プロフィールに賞歴や入選歴を載せることを止めました。
「先生、先生」と呼ばれているうちに、
目線が高いところに行ってしまっては、
日々の「名もなきうつわ」まで
僕の手から離れていくような気がしてしまったからです。

「よしぼう」
「よっちゃん」
「よしふ」
「やまちゃん」
「やまもとさん」・・・呼び名は年齢とともに変遷してきましたが、
「さっかのせんせい」は、僕には似合わないので勘弁してもらうことに。

只、作家を志す前の3年間勤めた学校の教え子からは、
いまだ「先生」と呼ばれても断る理由が探せずにいます。
「お願いだから個展会場ではささやくように先生って呼んで」と頼むのが精一杯(笑)








白漆のボウル 

手の平から伝わる感覚を掌(たなごころ)と呼んだりします。

    ボウル(椀)は、手の平にのせて使われる器。
    軽くて持ちやすいことは勿論ですが、
    しっくり手の平に馴染むものが求められます。
    その形は、それぞれ。
    掌(たなごころ)もまた
    人によって異なるということ。

僕たちにとっては、
自らのモノづくりの姿勢が、
手から手に伝わることを祈りたくなるような器です。



カトラリーも、
同じような思いに駆られることがあります。

数は限られますが、静岡にも数点づつ運ぶ予定です。
 
2019.5.18(土)~25(土)   (休)20(月)
     【山本美文展】
 (場所)NEUF(ヌフ)
     静岡市葵区鷹匠3-10-10-2F

シェーカー様式の弁当箱(静岡市:Neuf展)

5月18日から始まる静岡市(Neuf)での個展に向けて


シェーカー様式・漆の弁当箱を2サイズ作りました。



従来の朱と赤(2種の色漆)に加え、



白漆のサンドイッチボックスも
出品致します。

初日は会場入りする予定ですので、注文も承ります。

6月のお話会のことを紹介して

「けんちく」と「もっこう」のおはなし?
 

けんちく?

ぼくのおうちは もりのなか

もっこう?

うろのなかが ねどこさ
ふゆごもりに さいてきなんだ
 
ようこそ ぼくたちのもりへ



2019.6.16(日)  17:30-18:30

(場所)スロウな本屋
    ※毎回ゲストを迎え、対談形式でお話を進めます。
     第1回目のゲストは、建築家の高吉輝樹さん。
     くまさんの言う通り、
     建築と木工は森で繋がっているようですね。
〈申し込み方法〉は、
 スロウな本屋(hp)のイベント欄よりご覧下さい。

プロフィール

HN:
山本美文アトリエ
性別:
非公開

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