外は白い雪

雪景色を見るのは、
昨年末の松江(個展会場)以来。

降り積もる雪に見とれる間も惜しんで
一目散に向かう場所は、
えんどう君や
そらまめ君の待つ小さな菜園。


簡易ハウスに守られる
そら豆君たちの無事を確認!


外の雪まで溶かしちゃいそうなくらい
甘い歌声(ビージーズ)を聴きながら
工房のストーブにやかんをかけます。

真空管アンプを点す灯や
やかんに立ち込める湯気が
窓を曇らせ始めると、

雪景色まで暖かな工房の風景にとけ込んで見えます。








脇役が主役

春の風に揺れる

小さな生命の色が

変わりゆく季節の調べを奏でています。


昨日のお客様は、
30th展の会場で珈琲を淹れてくれた「ある晴れた日」の文絵さんと
パン教室を主宰されている「アトリエプリュス」の和美さん。

華やかな世界を避けるかのように(笑)
脇役に徹するおふたりですが、
脇役の脇役は主役。


パンとスープと珈琲のランチは、
春の色に相応しい食卓になりました。



「類は友を呼ぶ」という格言どおり、
工房にみえる客人は
脇役にまわろうまわろうとする人たちばかり(笑)


畑に植えた春キャベツが

そろそろ食べ頃です。







岐路に立つ人たちへ(20代の「山本君」へ)

人生に「もし~だったら、」といった言葉は
通用しないのだけれど、
学生時代にスキーに出会わなかったら、
僕は大学を中退して やさぐれてたに違いありません。

基礎スキー(デモンストレーションスキー)は、
タイムを競うレースとは異なり、
滑りの美しさを得点で争う競技。

雪国育ちでない者には
厳しい競技ではありましたが、
自分なりの美しさ(しなやかな滑り)を身につけたい
という思いだけで続けていました。


   


(写真・上より)
新雪滑走する山本君

ウエアから察すれば、
大学3年生(20才か21才の頃?)

どこのスキー場でしょう?

蔵王山頂から下まで(約8㌔)のコースを
ノンストップでトレーニングしていた頃?・?・?
(今じゃ、1斜面ごとに悲鳴をあげ、
 急斜面では膝ガクガクの一般スキーヤーの仲間入り)・笑



(下の2枚の写真)
スポンサーのロゴ入りユニフォームを着ているので、
プロスクールに所属いた頃の山本君(56㎏)。
支給されるユニフォームの背には
スキーメーカーの大きなロゴ、
胸にはネームプレート。

ゲレンデでは常に視線を浴びながら
滑るプレッシャーを感じていました

「絶対転べない!!!」


急斜面をかっ飛び(軽~~い)、

コブ斜面に挑む毎日。


子供の頃から
体育(だけ)はいつも5だったけれど、
他人に見られる(注目される)ことが大の苦手。
一流のスケーターやダンサーにも似た
トップスキーヤーだけが併せ持つ
特有のナルシシズムの欠片(かけら)も持ち合わせていない僕は、
同じ表現の世界でも
直接自分が注目されることのない「ものづくり」の世界へ
次第にひかれていくのでした。











本と音楽

昨年末個展を開催した松江の「DOOR 」は、
個人で営む小さな本屋さん。

セレクトされた本の並ぶスペースに隣接するギャラリーでは、
作家の個展やグループ展にとどまらず、
少人数での音楽会や朗読会も企画されるようです。

オーナーの高橋さんの本に対する熱意が、
編集者としても
一冊の本を出版へと導きます。

木次乳業の創業者・佐藤忠吉さんの言葉を
まとめ上げた「忠吉語録」
【出版】DOOR books
【著者】野津恵子
【写真】森善之
【定価】¥1800(税別)
さらりと読め、
後からじんわり心を温めてくれるような珠玉の一冊。


10代の頃の趣味は、
「好きな音楽を聴きながら本を手に取ること」でしたが、
小さな文字が読みづらくなってからは、
写真を見たり
詩を書き留めることくらいしかできずにいました。
改めて、
本を読むことの愉しさを思い起こしながら
「心にしたためる言霊」の余韻に酔いしれました。


岡山市にも友人が営む素敵な本屋があります。
「スロウな本屋」の小倉さんとは
小さなイベント会場で知り合って以来のお付き合い。
時折立ち寄り、

本を求めます。
「忠吉語録」も置かれているはず。



そうそう!
4~5日前に
平澤まりこちゃんから一冊の本が届きました。

シンプルで読みやすい「チーズ本」
実にチーズのことが分かり易く描かれている(書かれている)!!!

伝わり易い言葉の背に秘められる余韻から妄想はひろがるのです!









「美しさ」を見失わないために

パソコンに入力さえすれば、

正確で、綺麗な図面だって
引けちゃうご時世なのに、
僕は、今でもチューブから絵の具を絞り、
小さなパレットで
その色合い(グラデーション)を確かめながら
図面を塗り込んでいます。




どんな図面より
木肌の「美しさ」を連想(イメージ)してもらえそうな気がして・・・



模型も、
デザインをチェックするためではなく、

実際に仕立てる家具の樹種にそろえ、
佇まいの「美しさ」を確認していきます。


何より、
「美しいと感じる心」を優先しながら製作の工程を辿りたいのです。













プロフィール

HN:
山本美文アトリエ
性別:
非公開

P R