そら豆

絵を描く合間に木彫を愉しむ画家の姿に憧れ、
いつの日か自分も、
「豊かな自然に囲まれた場所で木工に取り組んでみたい」
という願いをいだいてから
あっという間の30年。

今年も、工房の裏畑でそら豆を収穫しました。

「職人は10年で半人前、20年で一人前に育つ」
と教わった真の意味を知るのに20年かかり、
その後10年かけても伸びきらない茎(自分の才能)に呆れながら
そら豆を育てています。

実のなる日を夢見て木彫した「そら豆」が、

瀬戸内の陽光を浴びています。

細川亜衣「お料理教室」


〖30‘eme Anniversaire展〗の
期間中に開かれた
細川亜衣さんの料理教室の写真が届きました。



先月(3月)末から今月(4月)にかけて旅された
雲南省南端の西双版納(シーサンパンナ)の
旅の香りを届ける西双版納料理教室でしたが、

受付開始と同時に席が埋まるという人気ぶり。


「ひとりでも多くの方に楽しんでもらいたい」
という願いもあって、
今回はご挨拶(遠目に料理を眺める)だけでの参加でしたが、
食事されてる方々の嬉しそうな笑顔を見てるだけで幸せでした。


木(白漆)の器だけでは数が揃わなかった分を
同じ町内に陶工房を構える伊藤環さんに
お願いしての食事会。

伊藤さんの器と自分の器が
写真では判別しにくいほどマッチして写っています(驚)


「この器は、販売されてますか?」
と何人もの人から尋ねられたリムのお椀。
中の漆の色合いが
透明感を演出してくれ、
デザートが涼しさまで運んでくれます。


料理会の最中、
お祝いに駆けつけてくれた

突然の来客者(石村由紀子さん)に
驚く陶工&木工。

「雨音」響くお茶会

〖30‘eme Anniversaire〗

最終日は、
新緑を濡らす
雨のクロージングパーティー(中国茶会)で幕を閉じました。

地元だけでなく、新幹線を使って
岡山までお出かけくださった参加者の皆様と、
このお茶会を提案してくれた渡邊乃月さんに
心より御礼申し上げます。
(自家製のソーセージ包子と焼き菓子を準備して下さった
 morisの森脇さん、お疲れ様でした)


「茶会で使う道具は、すべて山本さんの日常使いの器で見立てさせてください」
 という乃月さんからの提案に
 一瞬 耳を疑った打ち合わせ日のことが
 思い起こされます。


「厳しい状況下になればなるほど燃える」
 という建築家の話を耳にしたことは
 ありましたが、
 木工の作業場でのお茶会なんて
 想像だにできなかった僕は、
 打ち合わせの時から戸惑ってばかり。


「カメラの使用はご遠慮下さい」
と事前に通達したことが恥ずかしく思えるほど
静かに始まった茶会は、

(乃月)先生の流れるような
所作に見入っているうちに
時間だけが過ぎていきます。

螺鈿(らでん)を象嵌した白漆の
棗(なつめの試作品)まで登場した中国茶会でした。
























トークラリー

木工30周年展で企画されたトークラリーも
明日(21日・土)の
【ガンダーラ井上×内田伸一郎×山本美文】
が最後のトークイベントになります(展示は24日まで)。

初日の平澤まりこさんとのトークに始まり、

翌日のcafe moyau地下室での

石川博子さんとの掛け合い?
      
       (笑~笑~笑)


17日の猿山さんとのトークイベント会場は、
(呑み助)二人に似つかわしくない「禁酒会館」(笑)




21(土)は、
内田伸一郎写真事務所(岡山市北区出石町)に
東京からガンダーラ井上さんを招き、
内田さんを交えてのトークになります。

      著:ガンダーラ井上

フィルムカメラのコレクターでもある
ガンダーラ井上さん。
カメラへの偏愛度の高さは、天下一品!




4.21(土)トークラリー【ガンダーラ井上×内田伸一郎×山本美文】
      (open19:00)start19:30
      (場所)内田伸一郎写真事務所

       当日でも参加できます(¥2000)
       カメラ好きの皆さん、
       是非お立ち寄りください。
       トーク終了後、書籍の販売もあります。
       オリジナルストラップもお持ちいただけるかも?

※ガンダーラ井上
 「monoマガジン」「BRUTUS」「Pen」「日本カメラ」「ENGINE」
 などの雑誌やウェブに執筆。大好物は、20世紀に作られたフィルムカメラ。
 著作に「ツァイス&フォクトレンダーの作り方」「Leica M10 BOOK」(玄光社)等々


「こもれび」揺れる午後


作品展会場に射す木漏れ日が、
白漆の大皿に揺れる午後のひととき。




東京「さる山」の店主(猿山修さん)との
トークイベントを終え、ひと息。

「呑み助」二人に、ここで話す資格ってあるのかな~~~

と、恐る恐る会場「禁酒会館」入りした
僕たちの話を聞いて(見守って?)下さった皆様、
ご来場ありがとうございました。

cafe moyau・地下(特設会場)では、
 17日より「さる山」他、
 名古屋の「izaura」、
 松江の「POC-A-POC」から届いた
 西欧の生活具展が始まりました。
         (~24日まで)
          ※18日(水)休み



トークラリーも
残すは、21日(土)の
「ガンダーラ井上×内田伸一郎×山本美文」 のみ。


「白漆のマチエール」をメインテーマに開催してもらっている
 内田写真スタジオで、内田さんの写真を見ながら
 ガンダーラ井上さんとも話せるなんて、
 なんて幸せな時間なんでしょう~~~

フィルムカメラ・コレクターのガンダーラ井上さんには、
カメラやレンズにまつわる
よもやま話もお聞きしてみたいな。

是非、ご来場ください。

〖問い合わせ(予約受付)先〗 090・4650・0820(岡野)



プロフィール

HN:
山本美文アトリエ
性別:
非公開

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