ほぼ日連載企画 伊藤まさこ✖山本美文「白いもの」

3月20日より、
 ほぼ日刊イトイ新聞・連載企画
【伊藤まさこさんと白をめぐる、ちいさな旅】シリーズ8
「山本美文さんと白い漆」が、ほぼ日のホームページ上で
 伊藤まさこさんとの対話形式で更新されていきます。
 ※(白い漆ーほぼ日)で検索してみてください。

その1(3 /20)  必然というかたち

その2(3 /23)  小さな木も大きな木も

その3(3 /25)  雑貨のような漆

その4(3 /27)  和にも洋にも

その5(3 /30)  「脇役」をつくる

   





牛窓クラフト散歩のプレミアム・缶バッチ(平澤まりこ /画)

「第2回牛窓クラフト散歩」4月18日(土)・19日(日)に向けて、
 民家の清掃活動やフェア当日の受付などの
 ボランティア活動に参加してくださったすべての方に向け、
 イラストレーターの平澤まりこさんが
 缶バッチの絵を描いてくれました。

 オリーブの枝をくわえたカモメも牛窓らしい !
 ※1回の参加でお好きなバッチを1つ選べるそうです。

 

ボランティア活動に3回参加しなければ3つ揃わないし、
あくまで、
平澤さんからの気持ちを届けるためのツールとして作ったものゆえ、
販売は考えていない様子。 益々プレミアム感が増しちゃいますよね(笑)。

次回の民家清掃などボランティアの日程は、
「牛窓クラフト散歩」公式ホームページに
随時掲載されるとのこと(全国からの参加を求めているそうです)。

平澤さんのファンの方は勿論、
プレミアム・缶バッチを身につけて、
フェア当日は、牛窓の街並みを散歩してみてください。
缶バッチを目にすれば、
作家としても話しかけやすいし、
お礼の言葉も伝えられるので・・・

なお、
フェア当日(4月18日・19日)の受付や案内と併せて、
16日・17日の準備と
フェア翌日(20日)の片づけのためのボランティアスタッフも
募集中だそうです。
希望に応じて、ボランティアスタッフの皆様にも
18日の出展作家交流会(夕食付¥3000)への参加を
呼びかけるとのこと。 
是非 お出掛けください。

       (お申込み・問い合せ先)
        sanpo@ushimado-craft.sunnyday.jp
        080-6241-4784
        「牛窓クラフト散歩」実行委員会

       




画廊・凛(岐阜県関市)での個展のご案内 (終了しました)

2015.3月6日(金)~15日(日)の期間中【9日休廊】、
岐阜県関市の画廊・凛(りん)にて
白漆のうつわを中心に据えた個展を開催致します。
初日(6日)は在廊するつもりですので、
是非お出掛けください。

        画廊・凛 [10:00-18:00(最終日17:00まで)
        岐阜県関市西本郷通3丁目5-28
        (Tel)0575-22-0133





                  (白漆のボウル)






                  (白漆の大皿)






                    (リム皿)



      山本美文展

     「てのひら」
     まいにちのくらしのなかで
     つかいたいものだけを
     つくってみる
     ほんのちょっぴりだけど
     ぼくからのねがいを
     てのひらにこめて






           (シェーカー様式オーバルボックス)




                (漆のオーバル弁当箱)







オリーブの木のカトラリー(スプーン&フォークetc.)も
出品予定ですが、
数に限りがございます。
お求めの場合は、お早目に!




オリーブの木を扱うようになって、
オリーブをモチーフにした
様々なデザインがあることを知りました。

「オリーブの枝をくわえた鳩」が
 ピース(煙草)のシンボルマークに使われたように、
 古代よりオリーブは、
 平和と叡智を表す木としても愛されてきました。

平和と暴力が錯綜(さくそう)する
現代社会に身を委ねる僕たちは、
ひとつのイデオロギーにすがったり、
他人に正義を訴えかけたりする前に
「自らを律する気持ち」から
踏み出すべきなのかもしれません。

オリーブの木の装身具を思い立ったのは、
そんな「ちいさなねがい」を
日常のお洒落の中に落とし込みたいと思ったから。
平和とお洒落って繋がってるような気がしたのです。

「飾るためのアクセサリー」という概念からは離れ、
 自分を律するための心持ちを
 清楚なオリーブの木に求めてみました。


        (オリーブのイヤリング&ピアス)受注生産
                 シルバー / 坂下伊織・作

            ※ネックレス(2種)も出品予定です。

牛窓クラフト散歩とフィールドオブクラフト倉敷

外は寒くても、
瀬戸内の陽射しが春の調べを伝えてくれる。
そんな中、冬眠する動物たちより先に
春を感じとるのが、オープンカー乗りの心得らしい(笑)。




早速、一台の車が工房を訪ねてきた。

遠くから伝わってくるエンジン音を聞くだけで、
その車が工房に近づいて来ていることが判るほどの
音色を響かせながらやってきたのは、
「アルファロメオ・スパイダー」
友人が乗るイタリア車だ。

何でも アルファロメオという会社には
音の調律師?がいるとかで、
エンジン音を調整しなくては
本国で売れないというのだから、
実にイタリアらしい。
静かであることが快適という日本の車づくりとは
イタリア人の観念は根本的に異なり、
「ドライブが楽しくなるような気持ちいいエンジン音」を
求めていくのが仕事なのだとか。

イタリア車好き曰く、
「フェラーリはその極み」というのだから、
その音色に浸ってみるのも面白いのかも。
最も、
貧乏木工の僕には、この先ずっと
音を愉しむくらいしか
ありえないのが残念だけど・・・


ボンネットに青空が映り込むほど
磨かれた車の乗り手(友人)は、
建築に従事しながら、
今年の5月に10回展を迎える
「フィールドオブクラフト倉敷」
 実行委員長としても
 献身的に岡山のクラフト界を支えてくれている。

「フィールドオブクラフト倉敷」立ち上げのきっかけは、
 12年前、
 あがたの森(クラフトフェアまつもと)に
 彼を誘った折 かけられたひと言からだった。
「クラフトフェアの精神を岡山に伝えたい」と
 熱く語った彼の言葉の裏には、
 ものを作る人間として大切な
 クラフツマンシップを育てる場を
 岡山に求めているように感じた。

 それまでにも何度か岡山でのクラフトフェア開催を
 求められたことはあったけれど、
 人集めのイベントの誘いに
 僕の心が傾くことはなかった。
 ものを作る人(作り手)と使う人(使い手)が
 喜びを分かち合い、
 共に育つ場所づくりが
 クラフトフェアの原点なのだから。

仕事柄、
建築家との交流に恵まれ、
事あるごとに 工房に集まっては 
皆でお酒を酌み交わしていた僕たちは、
知らず知らずのうち
気ごころ知れた仲になっていた。
そして、夜会(宴)を重ねる中での話題は、
生活のあり方や工芸(クラフト)にまで及び、
深夜まで語り合っても
話が尽きることはなかった(あの頃、僕たちは若かった・笑)。

考えようによっては、
建築家はオーケストラの指揮者にも似ている。
孤独と向き合いながら、タクトを振ることで
各パート(建築家は、大工や左官)の士気をたかめ、
皆をまとめあげていく。
もしかして、
この仲間たち(建築家)と手を組んで
クラフトフェアを立ち上げたら、
建築や工芸という概念を越え、
「豊かに人が生きる」ための指針(タクト)の下で
クラフトフェアがひとつにまとまるかもしれない。
いや、まとまる筈!
それに、    
自称「一匹狼」(※従来の建築家路線とは一線を引いていた若手)
の建築家がそろったら、
どんな実行委員会になるのか
興味津々だった。
        

今年(2015)5月に10回展を迎える
「フィールドオブクラフト倉敷」は、
そんな小さな歴史(工房)から立ち上がったクラフトフェアだ。

世代交代を願い、
実行委員会を一足先に脱会した僕のもとに
10周年記念企画の依頼があったのは、
実行委員長からのはからいだと感謝しています。
倉敷での作品展示(販売)は日程的に無理だけど、
芝生広場での食と器の企画展では、
これまでクラフトフェアを支えてくださった
岡山の皆様に感謝の意を込めて
素敵な空間を提供する覚悟です。
お楽しみに!

4月の「牛窓クラフト散歩」では作品の展示・販売を致します。
春の岡山はクラフトフェアめじろ押し!

 2015.4月18日<土>・19日<日>「第2回牛窓クラフト散歩」
      5月16日<土>・17日<日>「第10回フィールドオブクラフト倉敷」

※倉敷では、10周年特別企画のみ参加(作品の販売ブースには出展しません)
「オカズデザインの料理を山本美文の器で楽しむランチ」
   両日各2回(11:00~12:00 / 13:00~14:00)
   ¥3000(要予約) 予約受付5/13・14(10:00~16:00)Tel.086-275-2902










          

















ピエニ・ワークショップ第2弾


                   ピエニ(岡山市)


オーナーとは、
ピエニ開店当初から約束をしてたものの、
何年もの間 実現できずにいたワークショップ。
ようやくスケジュール調整できたのが昨年の秋。

第1回目は、工房でバターナイフを削ってもらいました。
そこで満足されたのかと思いきや、
逆に ぶりがついちゃったみたいですね(笑)。

先日の第2回目のワークショップ(ピエニ)では、
静まり返るような真剣さから
伝わってくる緊張感に、
思わず、
「音楽でも流しませんか?」と
会場に和みの雰囲気づくりを求めてしまうほど。



できたスプーンを前に、
皆さんショッカーに大変身?
「いー!」
「いー!」
「いー!」







   初めての挑戦でも個性豊かなスプーンが並びました。


バターナイフに初挑戦した新たな参加者にも
ショッカーの心が芽生える?ピエニの一日でした。
「いー!いー!」

プロフィール

HN:
山本美文アトリエ
性別:
非公開

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