キャトル君の旅支度

直したクーラー フル回転!

暑かった岡山の夏を乗り切った
我が家の「サビサビ号」こと、
キャトル君。

秋風に誘われて旅支度仕様に。

屋根にキャンプ道具でも載せて
旅したいなぁ~~~



月明かりの下で、

ルームライトが、

車内にエスプリを灯してくれます。


ステイタスや所有欲の対象にならない「キャトル君」

次の「サビサビ愛好者」を、
車検までには探しておかなくっちゃ!



「プラス1リビング」100号(記念号)

9月7日発売予定の【PLUS 1 LIVING(主婦の友社)】で、

最近の工房の様子が紹介されます。


桜のチップでいぶす燻製や
採りたての野菜で間に合わせる
簡単な男の料理「工房めし」を木の器に盛り付けます。

他にも、器に精通する様々な職種のスペシャリストが
提案する器使いの特集ページになるそうです。

本屋に立ち寄る機会がありましたら、
ぜひ 手に取ってご覧ください。






アームチェア

「よいしょ」
「よっこらしょ」

椅子に腰掛けたり、
椅子から立ち上がる時に、
ため息交じりの言葉を口にするようになったら
身体が肘掛け椅子(アームチェア)を欲しているサイン(笑)

肘掛けの役目は、
単に安楽のためだけではありません。

椅子に座る時には身体を支えてくれ、
立ち上がる時には
補助的な役目を担ってくれます。



椅子の暮らしが長くなるにつれ、

椅子と身体の触れる部分の成型が
気にかかるようになるもの。
(PC用デスクと併せて製作)

掌(てのひら)と木肌の相性の良さを活かせば、
いつまでも触っていたくなるような形だって考えられる筈。
そんな思いをいだきながら、
南京鉋(かんな)を研ぎ、
肘掛け(アーム)を成形していきます。





さらに身体にフィットする
アームチェアを求められる方に向けては、

座面の奥行きや角度、
肘掛けや背もたれの高さ・角度を測定するための椅子から
数値を決めてもらったうえで
背中のラインを採り、

スピンドルのカーブまで削り出す

フルオーダーのアームチェアも
製作しています。






キッチンスタジオ

以前手掛けた
キッチンスタジオ用のテーブル。


11人掛けのロングサイズ。









センス溢れた調度品にも助けられ、


しっくり収まった杉材。





「言われていたとおり、使っていくうちに
 白太(白い所)と赤太(赤い所)の差もなくなって、
 落ち着いた風合いに育ってます」との知らせが届いています。

「家」の「具」と書いて何と読む?

形やディティールの違いで
自分らしさや目新しさを特質化していく作業を
「デザイン」と呼ぶのなら、
「デザイン」の仕事は、僕の工房から遠い場所にある。


「家具」は読んで字の如く、「家」の「具」材。

うどんで云えば「ねぎ」や「あげ」、
ラーメンならば「シナチク」や「ナルト」といったところ(笑)
とりたてて必要ではないけれど、
無いと寂しさを覚えるような存在感を放ち、
具がうどんやラーメンの味に深みをあたえてくれるように、
静かな佇まいの家具が、
日々の暮らしにやすらぎを感じさせてくれたりもする。



「目立つかたち」には求心力があるけれど、
 存在感が強すぎるものは、やがて「飽き」がくる。
 目立たないけれど、
 脇役として存在感を放つ具材は、
 主役を引き立てるために添えられるもの。


 
 家具とて同じこと。
 主役はそこに暮らす人。

 使い込まれる程に愛される家具の美しさは、
 人の営みの中に隠れていく。
「アノニマス」を口にすることは容易だけど、
「アノニマスな美しさ」を表現ことは難しい。
「もともとある美しさ」を引き出すために、
 木工は、木のことを学び、



木目の美しさを活かし、
気温や湿度に応じて木が収縮できるような
組み手(仕口)を刻む。



時にはシェーカーの工法に学び、
時には日本の伝統的手法を取り入れながら。
















プロフィール

HN:
山本美文アトリエ
性別:
非公開

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