約束


20代の頃出会った画家の先生のアトリエで
自分の夢を語ったことがきっかけになり、
木工を志したわけですが、
今は亡き先生と交わした
数々の約束を
僕は本当に守れてきてるのだろうか?

「手から学びなさい」

「流行に流されず、
 正面から向き合いなさい」

「売るためのものではなく、
 人のために作りなさい」

「モノに恋せず、人を愛しなさい」

サビサビ号「胸を張る」の巻

えっ、「サビた車が好き」って本当?!

取材で工房をたずねてくれた
素敵な女性のひと言に耳を疑う木工。

徳島の本屋さん(Phil books)が
「錆びた仏車好き」ってお聞きし、

嬉しくて!

「あります、あります~我が家には【サビサビ号】が~~~」
少数派同志ゆえ、
盛り上がり度数も果てしない(笑)

久々に胸を張る【サビサビ号】





広島の国道沿いで見かけた
ピックアップトラック(売り物!)も

なかなかのサビ具合ということで~~~〇印
勝手に「山本美文・認定中古車」に
入れとこ~~っと(笑)

時を覚えるために


時が経つにつれ、
経年変化していく
素材のもつ美しさ


使い込む程に愛着のわく道具たち


デザインに優先されることなく、
使うことを目的に
暮らしを支えてくれる道具は
いつまでも飽きることなく



朽ちてゆく姿まで美しい



心を込めて綴られた文字



無垢(クルミ材)の座面には、
流れゆく時間とともに
日常が刻まれ





野に咲く草花を摘むことで

朽ちてゆく花の姿に
覚える
生命のはかなき
うつくしさ









松江市から続く海岸線

作品展の打ち合わせを兼ねて、
松江市のDOORに

店主の高橋香苗さんによってセレクトされた本や
クラフト作品等々が
気持ち良く並べられた空間



中庭には、大きな欅(けやき)の樹




木漏れ日のもとでの小さな音楽会。

木のテーブルを囲んでの食事会。

その余白をうめるように置かれる白漆のうつわ・・・たち。



打ち合わせの段階で、
作家と店主が同じ夢を描けさえすれば、
おのずと作品展は成功へと導かれるもの

来年の松江展が楽しみになりました!




打ち合わせを終え、
一路 友人の待つ兵庫県(新温泉町)へ。
松江から新温泉町へ向かう海沿いの絶景!

絶対、サザエがいる~~~(禁漁区なんでしょうが・・・)

左手に日本海~♪

できれば、
憧れの(夢みる)オープンカーで

海沿いの道を
走ってみたかったなぁ~


同じツーシーターでも、

僕の乗る窓枠付き(軽四)の景色じゃ物足りな~い⤵







「えっ?国語の教科書にですかぁ~?」


高校の教科書って、こんなに厚かったんだぁ?



谷崎(潤一郎)の
「陰翳礼讃」も読んだつもりでいたけれど、
文中に白漆の記述があったとは・・・
(ちゃんと読み込んではいなかったんだなぁ~)

この春から採用される
教育出版・現代文Bで引用されている
「陰翳礼讃」の文中参考資料として
【白漆の椀】の写真を提供しました。


本を読むことは好きだったけれど、
国語が大の苦手だった高校生には、
教科書が「悪魔の手引き」のようにしか見えなかったし(笑)、
現代文の解釈をひとつに絞りきる切なさを感じながらの
授業も辛かったぁ~~~
妄想が膨らめば膨らむほど
解答に迷っちゃうから、なおさら厄介で~

でも、今でも本は好き!

出版業界が厳しいって言われて久しいけれど、
「みんなのための本づくり」というコンセプトが廃れていくだけで、
「君のための本」を作れる時代が到来していると考えれば、
新しいコンセプトもうまれてくるんじゃ?

文字と本が手放せない木工は、
これから先も
「ぼくのための本」を探し続けます。

そうそう、
先日工房に遊びに来た知人が編集した
雑誌、

「Skip」





伊藤まさこ ちゃんから届いた本を
めくると、

仕事中から(呑みたくなって)
ソワソワ。
先日も滞在中の北欧から、
「和食が恋しくなってきちゃった~」
と、メールが届いたばかり。




古本屋で手にした「シンプルの正体」

Dick Brunaの名前は知らなくても、
絵本の「うさこちゃん」は
きっと誰もが目にしたことがあるはず。

個人的には、
ディック ブルーナが
1950年代~70年代に描いた

ポスターやペーパーバックの
デザインワークに、
しびれちゃいます。


文字(本)好きの皆さん、
これからも散財?し 続けましょう!!!










プロフィール

HN:
山本美文アトリエ
性別:
非公開

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