クラフトフェアが全国各地で開催されるようになるにつれ、
フェアの形態も、
その土地土地で様々に変化しているようです。
食とクラフトの祭典、
マルシェやガレッジセールとの共催、
趣味の手づくり市、
町おこしイベント・・・etc
時代とともに変わりゆくクラフトフェアの姿を
悲観視する向きもあるようですが、
基本的に、
選択肢が増えることが「選べる」自由に結びつくと思っている僕は、
ひとりの客としての視点を持って
クラフトフェアを応援したいと思っています。
そもそも
アンデパンダン(無審査・無賞・自由出展)で始まったクラフトフェアを
評価(論評)しようとすること自体、ナンセンス(笑)。
むしろ、
「ヒエラルキー」(序列化された秩序や体制)を持たないフェアが、
審査を導入せざる得ない状況下において、
出展者の中に「選ばれた作家」という特権意識が芽生えることの方が気がかり。
(新たな序列化がうまれませんように・祈)
「10年続けた作り手も、昨日始めたばかりの作り手も同じ目線で参加できる」
というクラフトフェアの姿勢の中に、
リベルテ・エガリテ・フラテルニテ(自由・平等・友愛)の精神が宿り、
あがたの森特有の、
淀みのない空気は流れていたのでしょうから。