山本美文「白漆のうつわ」とizauraの「アンティーク雑貨」展 (終了しました)

時の舟を漕ぎ、過去と現在を行ったり来たり。
互いに組み合える、
時空を超えた生活の道具たち。


2017.6.10(土)~20(火) 10:30-19:00

(場所) pleasure   愛知県蒲郡市竹谷町錦田17-3
           (0533)69-7347
    




izaura
名古屋のアンティークショップ。
フランスを中心にヨーロッパの古道具を取り扱う。




オスカーピーターソンの「自由への讃歌」を初めて聴いた10代の頃の心持ちが、
今でも僕のものづくりの支えです。
20代の時に出会った画家のアトリエで自分の夢を語った日から、
その夢のかたちを掌(てのひら)に託してきましたが、
僕の握る漆刷毛が絵筆のように走るまでには時間がかかりそうです。
夢の続きは、まだまだこれからです。
山本美文
 
※初日(10日)、在店予定



細川亜衣さんとの「工房めし」

「牛窓クラフト散歩のチャリティーで集まった全額を
【ロハス南阿蘇たすけあい】に募金しました」
との連絡が事務局より届いてほどなく、
募金先を指南してもらった(料理研究家の)細川亜衣さんが、
出展作家の皆様へのお礼も兼ね工房まで出向いてくださいました。

彼女とお会いするのは2度目ですが、
共通の友人も多いので、
古くからの友のようにワインを酌み交わし、
料理の話からクラフト、
住空間へと話題はつきることがありません。

こちら(工房)への到着時間が、
「お昼前になりそう」ということだったので、
「それなら、工房でごはんでも作りますよ~」と
軽く誘ったものの、
あっ!忘れてた!!!、
彼女が料理研究家だってこと・・・(冷汗)


味方をしてくれたのは、

工房裏にすずなりの「サクランボ」!

なんでも、サクランボが大好物だそうで、
朝のうちに摘んでおいたかごを見つけるや、
キラキラ輝く彼女の瞳。

好物に目がくらんでるうちに、
カセットコンロに鍋をのせて
「工房めし」(昼食)をサーブ。

今日の献立は、
チキンのトマト煮込みと採れたてサラダ+α

「バターロール」と
「イチジクとクルミのパン」は、

東京都あきる野市から。

さらに、思わぬ味方も!
最後に用意していた自家製のハブ茶。
カフェインが苦手で珈琲の飲めない彼女は興味深々。
(ハブ茶:畑に蒔いたエビス草の種子を炒ってお茶にしたもの)

こうして「エビスくんとサクランボちゃん」の援護射撃もあり、
工房でのお昼ごはん「工房めし」は無事終了。

作れるメニューが限られている料理の腕。
妻からは、「料理は二流~三流だけど、
亜衣さんを工房の昼ご飯に誘う のん気さは一流だわぁ」
と呆れられる・・・
その一方で、次は
亜衣ちゃんの料理を食べに行きたいな!と欲張る木工。





TWILIGHT EXPRESS「瑞風」食堂車

全国各地を巡る優雅な寝台列車の旅がブームなんだそうです。

まるでホテルのようなロイヤルツインのお部屋、
話題の料理人のお食事を代わる代わる食べられる食堂車、
夜景まで空と車窓のパノラマを望める展望車、
バーやサロンを兼ねるラウンジカー、
贅沢の極めは、
1両がまるごと、リビング&ダイニング・寝室・
バスルーム・バルコニーに区切られたスィートルーム。

6月から走る予定の「山陽~山陰〖1泊or2泊〗の旅」
(2名1室25万円~125万円)
寝台列車TWILIGHT EXPRESS「瑞風」
も予約殺到なのだとか~

その列車の食堂車で使われる木(漆)の器を

頼まれたのが3月。
4月にロクロを挽き終えたものの、
試運転までの納期が厳しくて、
僕の「ゴールデンウイーク」は、
食堂車ための「漆塗りウィーク」に⤵

でも、
せっかくのゴールデンウイーク⤴
早起きして、
夕方までに漆塗りを済ませ、
毎年、後楽園(岡山城)周辺で開催されている
食と音楽のイベント「ゴールデン夜市」に⤴⤴⤴

地ビール片手に
岡山の夕暮れを愉しむ木工。
手が茶(漆)に染まった丸メガネが目印。
オッと注意しな!「かぶれちゃうぜ!!!」












梟(フクロウ)の鳴く山から

ホッホー、ホッホー

夜な夜な聞こえてくる梟(フクロウ)の鳴き声。
姿は見せずとも、
工房裏山の「主」であることを
辺りにに伝えているかのよう。

その山の中腹にある竹林では、
筍(たけのこ)真っ盛り。

周辺ではわらびも収穫できちゃうから、
右手に筍(たけのこ)、
左手にわらびを持って
ニコニコ 山を下る
木工の姿を目撃するかも(笑)





工房に面した小さな畑では、
春の陽射しに輝くエンドウが
白い花を揺らしている。

春は山からの恵みが食卓を彩る季節。

畑で莢(さや)エンドウを摘み、

筍(たけのこ)と炊く春の味覚は、

日本酒とも合う~~~!!!

つい先日、兵庫県美方郡から工房を訪ねてくれた建築家とは、
生ハムとカマンベールの間に筍(たけのこ)を挟み、
フランスパンにのせて頂きました。

和食だけじゃなかった!
洋食・中華にも、筍(たけのこ)は欠かせませ~~~ん!!!
季節に合わせて選んだ梟のラベルの赤ワインを、
二人で、あっという間に飲みきったのでした。
ホッホー、ワインにも合う~~~【春の飲み過ぎ注意報発令中】



「第3回牛窓クラフト散歩」を終えて

雷雨にうたれながら、
会場に並んで下さった皆様方の熱意が
「牛窓クラフト散歩」を支えて
くれていることを実感した初日。

一転して、2日目の
ポカポカ陽気。

桜とツツジが咲くオリーブ園内、
ならびに牛窓の旧き街並みエリアに
県内外からたくさんのお客様を迎え、
「第3回牛窓クラフト散歩」を無事開催することができました。
来場された全ての皆様に
心より御礼申し上げます。

また、
2日間にわたりこのイベントを支えて下さった
ボランティアスタッフの皆様、
本当にお疲れ様でした。
皆様からの支えを励みに、
今後とも邁進(まいしん)していきたいと思います。


翌日の清掃を終えた牛窓の街並みは、
いつもの光景を取り戻していました。
四季折々の光景も素敵な場所なので、
折を見てまた出掛けてみてくださいね。

我が家でも、
カトラリーを展示したカップ類を
元に戻し、

身の回りに日常が戻りました。

オリーブの枝から削り出した
スプーンやフォークは完売し、
チャリティー作品として全額募金箱に納めて帰りました。
募金先については、
牛窓クラフト散歩・公式HPを通して
後日 発表されるかと思いますので、
そちらからご覧ください。

地球規模で災害をもたらす気象の変化や震災により
遠く離れた街と街の連係や連帯が急務の課題と言われる昨今、
かつて、牛窓の港から出航する船が人と人を結び、
街と街の文化をつなぐ役目を果たしたという教訓に学び、
街角クラフトフェアの担える役目についても
模索していきたいと思います。
いつの時代もぶれることなく人間讃歌を唱えてきた
クラフトフェアの理念を、
牛窓でも継続していくために。






プロフィール

HN:
山本美文アトリエ
性別:
非公開

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