café la famille(ファミーユ)での3日間


トランクひとつ、
友人(ファミーユ・オーナー夫妻)の待つ
茨城県結城市に。







     入り口のレストランを右手に




     枕木の敷かれた庭をくぐり抜けると、



「納屋」と呼ばれている
ギャラリースペースが見えてきます。




この納屋で開催した
3日間限りののカトラリー展に
お越しくださいました皆様に、
この場を借り御礼申し上げます。



「ファーマーズ」という言葉が
ピッタリの空間。

その素敵な佇まいを損ねないよう
作品を展示したつもりですが、

まだまだ至らぬ点を
覚えた3日間にもなりました。

なにせ、
キッチンの隅々まで

オーナーのセンスが
行き届いているので、
作品を展示するにも緊張しちゃって。



日中は、
納屋の前に広がる芝生広場から吹き込む風が

そよそよと
ギャラリースペースの小窓を通り抜け、

陽だまりの心地良さも相まって
居眠りしそうになってしまうほど(うとうと)

お昼寝する木工に
近づいて来る珍客!!!

   













ランチタイムが終わる頃届く
昼食もボリュームたっぷりで、

う~ん、
食べ過ぎちゃう~~~
再び、夢心地。

食後にはデザートも。
自家製のプリンだそうです!!!

お客様がみえた時、
丸メガネの男(木工)が
ひとりでデザートを食べてたら、
きっと驚くだろうなぁ~って考えると、
ドキドキしてしまって、
小心者は、
一気に目の前のプリンを食べちゃうのでした。



日暮れとともに、
お店は、
再び予約席でうまります。

作品展初日の夜には、
音楽ライブも。
あいにくの天気で、
室内での演奏会になりましたが、
アイリッシュ音楽に包まれ、
ギネス(ビール)を片手に
鴨肉のサラダに始まり、

いけません、いけません!!!
お昼だけでなく、
夜まで食べ過ぎちゃう~~~

こうして、
ビール片手に連日美味しい料理をいただいた3日間は、
行商にでかけたのか、
プライベートの旅だったのかわからぬまま(笑)
過ぎていくのでした。
帰りしな、
11月19日から予定している次の作品展の
打ち合わせをするために高崎(matka)に寄り、
翌日 岡山に。

北関東では初めての作品展でしたが、
東京からもたくさんの方々に出向いていただき嬉しかったです。
また、
ファミーユ・スタッフの皆様のお心遣いにも感激の3日間でした。
ありがとうございました。

            山本美文








トランクいっぱいの木のカトラリー展


(左から)
ヤマザクラのスッカラ
キハダ(杢)の茶さじ
タブのヨーグルトスプーン
クルミのジャムスプーン
【各10本 用意しました】




スプーン
(大)(中)(小)(ベイビー)
 サクラ他 各10本




フォーク
(大)(中)(小)(ベイビー)
  サクラ他 各10本




バターナイフ
ヤマザクラ・オリーブ 各5本




しゃもじ
白漆2本
タブ(木地)5本




レードル
シオジ2本
   ※写真の材質は異なります










サラダサーバーセット
クリ 5セット(2本1組)
         ※写真の材質は異なります









菓子切り(5本組) 
ヤマザクラ 10セット









一本一本
刃物で削り出す作業ゆえ、

      数に限りがございます。
    (売り切れ次第終了になります)
      


なお、
カフェ・ラ・ファミーユ(納屋)では、
カトラリーのみの展示を予定していますが、
展示用に準備した
カッティングボード・白漆の小皿など
の備品を
数点のみですが販売致します。














トランクいっぱいの木のカトラリー 山本美文展

    2016.9.24(土)-26(月)
    11:30~20:00
   (場所)カフェ・ラ・ファミーユ納屋
    茨城県結城市結城911-4
    0296(21)3559   www.cafelafamille.com


     【サビサビ号・緊急入院】

エアコンも直し、万全の態勢?だった我が家のサビサビ号。
先週末以来エンジンがかからなくなり、
かかりつけの車屋さんに緊急入院⤵
ファミーユへの行商の旅は、
グローブトロッターをひっぱりながら
電車で向かうことに(仮病としか思えない・笑)








工房の一日


「趣味は?」って聞かれれば、
「音楽を聴くことくらいかなぁ?」って答えてしまう。
高校受験の面接で答えた内容と変わってなくて(笑)
(進歩していないなぁ~)

今日もオートリターンのレコードに針を落として
工房の一日が始まる。

午前中は、たいていクラッシック。
バロックの心地良さが、
仕事にリズムを与えてくれる(ような気がして)。
昼食を済ませてからは、
特にジャンルにこだわることなく、
その日の気分でロックやリズム&ブルースまで
様々な音楽を流してる。
日暮れと共にジャズを流したくなる無節操が持ち前(笑)

                  (今日の気分?)



夏の間は、
様々な音楽イベントが企画され、
岡山市内でも所々で開催される街角コンサート。
まったりした時間を過ごせる小さな音楽イベントに
足をむけるようになったのは、
ここ最近のこと。

ビール片手に聴ける音楽の心地よさといい、
演奏者と同じ目線で過ごせる時間からも、
音楽と日常がひとつになっていくようで嬉しい。
「街角の小さな音楽会」、
「街角クラフトフェア」、
どちらも
生活者の目線で
暮らしの活力源になるイベントに育ってほしいな。





森と生活を繋ぐ


             アサダ        ミズメ  キハダ

豊かな森の恵みを
毎日の食卓に届けたいという思いが
人一倍強いからなのかも・・・

百円ショップに行けば、
木のスプーンやフォークだって買えるご時世。
そこで手にする¥100のスプーンの材質に目を向けてみてほしい。
(聞いたことのない木の名まえが書かれていたりするかも?)

流通の進んだ国「経済大国」では、
世界中の木が簡単に入手できるのだけれど、
業者ですら
名まえを覚えきれないほどの樹種が輸入されている。

「森を大切にしましょう」って
いくら説いてみても、
自分の暮らしと身近な森が繋がっていなければ、
言葉は標語と化してしまいかねない。

里山で遊んだり、
身近な野山で見かける木を
毎日の暮らしの中に持ち込むことで、

僕たちは、自分の生活とこの国の森が繋がっていることを
実感できる。(知識より体感することを大切にしたい!)



かつて木工を学んだ信州での日々は、
豊かな森(アルプス)に囲まれての暮らしでした。
フクロウ、
カモシカ、
クマの棲息する森の傍で、
身近な木を用いる自分の仕事が、
結果的に動植物の環境を奪ってしまうのでは?
という懸念から
実のなる木(広葉樹)を避けていた時期もありましたが、

自然の懐に寄り添い、
森の恵みを受けながら
日々の生活を営む木曽山中の人々の姿を見ているうちに、
それまで口にしていた「自然保護」という言葉(標語)は
いつしか僕の中から消え去り、
森への畏敬の念に従い
自然と共に生きる人々の強さを学びました。

再び、
近くの森で育った広葉樹に向き合おうと決心したのは、
誰にでも立木の姿を思い描くことのできる
身近な樹々を素材に選ぶことで、
豊かな森と人の暮らしとを繋ぐ役目を
担(にな)えると思ったから。

その願いは、
木工を学びながら暮らした
中央アルプス山麓での歳月の中で問い続けた
僕自身への答えであるのかもしれません。









  【トランクいっぱいの木のカトラリー / 山本美文展】
2016.9.24(土)~26(月) 11:30-20:00

   café la  famille(カフェ・ラ・ファミーユ)納屋
           茨城県結城市結城911-4
  www.cafelafamille.com  tel.0296(21)3559

   大きなトランクに木のカトラリーを詰め込んで、
   3日間だけのカトラリー展を開催します。
   3日間とも会場におりますので、
   気軽に声をかけて下さい。









トランクいっぱいの木のカトラリー / 山本美文展

大きなトランクに木のカトラリーを詰め込んで、
3日間だけのカトラリー展を開催します。

2016.9.24(土)~26(月)
  11:30-20:00

café la famille /   茨城県結城市結城911-4
☎0296(21)3559 


「茨木(結城市)までポンコツ車で高速を突っ走ろう!」
と意気込んでいましたが、
「無謀すぎる!」
と家族からの総スカン⤵

確かに・・・

いつ停まっても不思議でない(20万キロのメーターを示す)
「サビサビ号」では、
カトラリーを無事茨城県まで届けられる保障なんてない。
トランクへの雨漏りもひどいしね。

でも、20代のころ乗っていたポンコツ車よりはまし。
助手席に乗せた友人に
「ヨットに乗ってるみたい」と言わしめた
伝説の雨漏り車だったから・笑





プロフィール

HN:
山本美文アトリエ
性別:
非公開

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